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不眠屋框
@brotlose_lehrer
「ふみんやかまち」と言います。何でも読みます。宜しくお願いします。
  • 2026年2月14日
    穴掘り公爵 新潮クレスト・ブックス
  • 2026年2月14日
    菜食主義者
    菜食主義者
  • 2026年2月14日
    アンナ・カレーニナ 上
  • 2026年2月14日
    ファウスト博士 上
    ファウスト博士 上
  • 2026年2月14日
    魔の山 上
    魔の山 上
  • 2026年2月13日
  • 2026年2月13日
    ゴドーを待ちながら
    ゴドーを待ちながら
  • 2026年2月12日
    戦争は女の顔をしていない
    戦争は女の顔をしていない
  • 2026年2月11日
    暗い時代の人々
    暗い時代の人々
  • 2026年1月23日
    あなたのいえわたしのいえ
  • 2026年1月13日
    昭和史発掘 3
    昭和史発掘 3
  • 2026年1月9日
    はてしない物語 下
    はてしない物語 下
    幼少期に読みかけたものに再挑戦。 むしろおとなになってから読んで良かったと強く感じた。 上巻、現実パートとファンタージエン国パートが入り乱れるうちは、何故だか気もそぞろで集中して読めなかった。 下巻、話が本格的にファンタージエンに移ってからは信じられないほど没頭して一気読み。 この経験自体、主人公バスチアンの経験と全く同じだと気づいて戦慄した。 全体としてあまりにも上手い、良く出来た作品。 読書を愛する人のためのファンタジーとして、これ以上のものは無いのではとさえ思う。 母を亡くし父との家庭に愛情を見出せず、学校でも不遇な少年バスチアンの苦悩は、彼を「終わりのない物語」への切望に駆り立てる。 上巻では、ファンタージエン救国の使命を帯びた少年アトレーユを応援し、彼を助けたい一心だったバスチアンが、下巻の冒頭ではついに自ら王国を救い大いなる栄誉を得、アトレーユとも友人になり、夢を叶えたかに見えた。 しかしその瞬間から、自分の真の望みを知らないバスチアンの迷走が始まる。 子どもっぽい感情や虚栄心に駆られてアトレーユを煩がり、悪しき讒言を聞き入れて彼を遠ざけ、ついにはその胸に剣を突き立てる。 それでも何故アトレーユがバスチアンを見限ってしまわないのか、結末直前まで全くわからなかった。 今ならわかる。 バスチアンより一足先に「生命の水」を飲んだアトレーユは、(物語の中の人物であるにも関わらず)自身の存在に確信を持つと同時に「愛するという悦び」を体得し、それを命懸けで貫いたのだと。 自らの名さえ忘れたバスチアンに代わって彼の名を高らかに宣言するアトレーユの勇姿に、ただただ胸が熱くなった。 下巻の物語を通じ、アトレーユは常にバスチアンを本当の意味で愛そうとしていたし、バスチアンも最後にそれに気づいたからこそ「生命の水」を持ち帰ることができたのだろう。 そしてプロローグとエピローグ。 古本屋に始まり古本屋に終わる、これほど私たち本好きの心を掻き立てる舞台設定もない。 「はてしない物語は『はてしない物語』だけではない」 という語りが、全ての物語の持つ「はてしない」可能性を謳い、私たちをまた新たな物語へと誘う。 夢と希望を胸に、新しい1日に向かって駆け出して行ったバスチアンの背中は私たちのそれであり、その心を終生忘れないことが、私たちの世界と物語の世界両方を活かす方法なのだとエンデは締めくくる。 今後しばらく、この作品のことを考え続けてしまうと思う。 あまりにも多くの要素があり、悩み多き青少年のための成長物語としても読めるし、夢を失いかけたおとなの復活物語としても読める(バスチアンの父の心の深層などは、おとなであれば一層共感して読むことができるはず)。 また「物語」と「現実」が互いを侵食し合うというモチーフは、陰謀論のストーリーにファクトが押し潰されそうになっている今の時代(それでいて、文学や人間性の価値は限りなく低く見積もられている時代)を予言したかのようであり、エンデの洞察の鋭さには驚かされる。 こんなに素晴らしい作品だとは思わなかった。 やはりエンデはすごい。 読めて本当に良かった。
  • 2026年1月9日
    移動祝祭日
    移動祝祭日
  • 2026年1月9日
    歴史哲学最終講義
    歴史哲学最終講義
  • 2026年1月9日
    新版 歴史のための弁明
    新版 歴史のための弁明
  • 2026年1月9日
    はてしない物語 上
    はてしない物語 上
  • 2026年1月8日
    人は成熟するにつれて若くなる
    人は成熟するにつれて若くなる
  • 2026年1月7日
    重力と恩寵
    重力と恩寵
  • 2026年1月7日
  • 2026年1月7日
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