SHOWMAN
@showman_001
2025年12月31日
そして誰もいなくなった
アガサ・クリスティー,
青木久惠
読み終わった
読書メモ
感想
興味があったミステリー小説を読みはじめるにあたって、
名作と呼ばれるこちらを1冊目にチョイス。
〇トリックについて
ミステリー小説という世界に初めて踏み込むものの、謎解きというジャンルを好む私としては、「なんてこった!想像もしなかった!」ということはなかった。
とはいえ、本作のようなトリックを驚きを持って受け入れられないのは、現代の謎解きコンテンツに染まってしまった弊害と言える。
ただ、読み終えて感じた満足感は、本作の魅力が単にトリックが巧妙というものではないことを証明していると思う。
〇揺れ動く感情・関係の描写
本作で印象的な点は登場人物に関する描写であった。
揺れ動く感情が顔や身体、声の調子をもって繊細かつ鮮やかに表現されており、ページに並んだ文字が目の前でドラマを展開しているように感じられた。
没入感と臨場感によって作中に引き込まれるような感覚があった。
〇まとめ
ミステリー小説の建付けとして王道パターンを履修しつつ、感情描写の妙を実感できた作品で、無学な私の1作目としては非常に良い教材であったと現時点では感じている。
この先多くの作品を読んでは、振り返ってみたいと思う。


