
橘海月
@amaretto319
2025年1月11日

祈りのカルテ
知念実希人
読み終わった
研修医の諏訪野は相手の感情に敏感で、研修先の病棟でも様々な患者の状況に気づく。ODの女性、内視鏡手術を拒否する老人、不自然な火傷のシングルマザー、薬を飲まない子供、そして極秘入院の芸能人、彼らの意外な胸中に寄り添う諏訪野は、どの科に進むのか…。
リアルな研修医の日常と、どの科へ行っても「うちに来るか」と言われつつ「いや、お前はこの科には向いてない。もっとじっくり向き合う科の方がいいんじゃないか」と言われる諏訪野。緊迫した医療現場で、主人公の飄々とした性格がこの物語を重くなり過ぎないようにしている。だが最終話はそれでもかなり重いものだった。