
橘海月
@amaretto319
2025年3月30日

競争の番人
新川帆立
読み終わった
公正取引委員会の楓は取調べをした相手に直後自殺されてしまう。チームを代わりエリートの小勝負と、ホテルのカルテルに絡む調査を行うのだが…。警察と違い権限がない公取委の苦悩と、常に二番手で貧乏くじの楓個人の困難が描かれる。お仕事物としても面白かった。
冒頭と印象が徐々に変わってゆくのが、キャリア組で華々しい経歴の小勝負だ。頭が良く正論を吐き、ともすれば冷血と取られがちな彼に反発していた楓が、彼自身の考えに自分を見つめ直すのがよい。小勝負の
「僕は別に強くありませんよ。弱くても戦っているだけです」
は、とても印象的だった。