JMX "むらさきのスカートの女" 2025年12月31日

JMX
JMX
@soundandfury
2025年12月31日
むらさきのスカートの女
今村夏子、今まで読んだ小説が全て「信頼出来ない語り手」のスタイル。我々には主人公に見えていないものが見える。語り手に対する信頼とむらさきのスカートの女へと信頼が徐々に逆転していくのだが、周囲の「普通」の人たちの異常性、グロテスクさも浮き彫りになっていく。その構造自体は『こちらあみ子』も同様だが、こそにむらさきのスカートの女が組み込まれているのが新しかった。とは言えあみ子の方が作品として好きでそれはあみ子の存在自体が憎めず、愛おしくなってくるからだろう。
読書のSNS&記録アプリ
hero-image
詳しく見る
©fuzkue 2025, All rights reserved