
橘海月
@amaretto319
2025年11月2日
読み終わった
#ミステリ
離れて暮らす父が殺されたと連絡を受けた真世、驚き実家に戻ると、滅多に顔を合わせない叔父の武史がいた。叔父は過去に世界的なマジシャンだったが、今はマジシャンを辞め放浪し何をしているかよくわからない。事件の謎を解明すると宣言する武史に振り回されつつ、真世も確信に迫ってゆくが…。コロナ禍の地方の状況がとてもリアル。
中学校教師だった父は多くの生徒達に慕われ、おりしも同窓会が企画されていた矢先だった。複数の元同級生が、まるで実在する人物のように顔が浮かぶのは、ひとえに著者の手腕だ。丁寧に事実関係が紐解かれてゆく中、意外な犯人が指摘され…。正直謎解きをしようと思わず読んでいた分本当に意外で、私が思った人ではなかったから新鮮に驚けた。言われてみれば納得なのに。いやでも、私が思っていた犯人だと後味が悪過ぎるだろうから、当たらなくてよかった。
