
モロヘドロ
@molohedro
2025年12月31日
自分のために料理を作る
山口祐加,
星野概念
ずっと読み続ける
「自分のために料理を作る」
栃木に友人を訪ねた帰りに、漬物屋さんで買いました!漬物屋さんで!
「日光みそのたまり漬 上澤梅太郎商店 」
らっきょうとかしそ漬けとかを通り抜けた奥の一角に本棚があったんですよ。で、伊丹十三の「退屈日記」が飛び込んで来て、ん?なぜ私の好きな本が…?と一瞬脳のハッキングを疑いました。
そこには発酵や食に関連した素晴らしき本達が!とにかく選書が良い、今すぐ書店開いてほしい。テンション上がり過ぎて店員さんに「な、なんなんですか!あの良すぎる本棚!」と聞けば、本好きの専務がセレクトしてるそう。専務!
節約とかコスパみたいな世迷いごとではない、自分のための自炊の魅力が詰まってる本でして、特に好きな一節が「自炊は自分の帰る場所を作ること」。
近頃、帰る場所がないなぁ、と途方に暮れました。大好きな朝ドラ「おかえりモネ」を見てたので特に。主人公のモネは、地元での悲しみに耐えきれなくなり外に出るけれど、その先々で「おかえり」と迎え入れてくれる場所を手にして行くんです。「モネよがっだねぇ〜」と号泣するとともに、私は失ったなぁ、大切な場所だったのになぁ、と途方に暮れました。ま、私のせいではないし、元々帰らない方が良い場所なんですけど。
でもですよ、どこかにある場所に期待しなくてもよかったのです。自分で作れば良かったのです。というかもうずっと自分で作って守ってきていたのです。料理することで、「今」に帰って来れる、自分だけの専属料理人が作ったご飯を食べることで、自分の場所に帰って来れる。そうした思いを知ってか知らずか抱えて料理を自分の為にする人達がいる。それは素敵なことね、と思うまでもなく感じるのです。
こりゃ発明ですわ!とたまげて取り入れたのが前菜システム。
お腹空いてから料理始めるとき、出来上がるまでしんどいけど、耐えてたんですよ。でも手軽なものを食べちゃえばいいんです。その分メインディッシュの量を調整すればいいし。空腹状態で一気に食べる、を避ける事で血糖値とかも良い感じだしたぶん。それで納豆とかバナナとか、豆腐にきな粉とメープルとかかけた即席スイーツとかを食べます。
それを前菜って呼ぶとなぜか、すっごい良い感じがするのです!丁寧なのかわかんないけど、「ご飯前に食べちゃったよ」の罪悪感が良い感じにチェンジする!
専務、本当にありがとうございます。
