午前3時
@taisuke-1614
2026年1月1日
きもの
幸田文
読み終わった
自伝的要素のある小説。日露戦争の年に生まれたるつ子が主人公。こどもの頃、きものの肌触りで癇癪を起こす描写があり、今でいう知覚過敏か?と思わせられる。親も手を焼く気性のるつ子が、姉ふたりと衝突したり、理解者のおばあさんに諌められたり、女学校でよき友人に出会い、成長していく。主人公が結婚したところで終わっているが、もう少し先まで読みたかった。
着物や着物地の描写が、ぴんとくるものと来ないものがあり。よそいき着は仕立てるけども、浴衣や何かは自分で縫うし、古くなった着物の再利用や繕いも主婦がやっていたのだから、それは専業主婦でないとやってられないだろう……と感じる。
人に古着を渡すことの是非が、繰り返し出てきて、親しい仲でも、仲だからこそ、慎重さがいるなと思いました。反物をもらったりあげたりする機会は、今後の人生に出てこなさそうだけども笑