
楡
@etemotust
2026年1月4日
かわいそうだね?
綿矢りさ
買った
再読
綿矢りさ作品って、案外先が気になる系のおもしろさなんだよな〜としみじみ思う。
かわいそうだね?の主人公が自身を形容して言う「ごきぶりが出ても地震が起こっても、悲鳴をあげてはいけない役割の女」はもう一編の「亜美ちゃんは美人」の主人公にも共通する気がする。若い"女"の特権を十全に活かした女たちと比較して/されて苦しみながらも、最後には自分の在り方を肯定して幸せを掴んでいく(と示唆される)様子は、ある種の救済文学では?とも思う。亜美ちゃんは〜のスポットライトはあみちゃんに当たっていると思うので、あまり適切でない読み方かもしれませんが…。
結局は幸せなんて自分が決めるものなので、自分の幸福の手綱を自分で握れる人間が1番強い、ということだよな、と胸に刻む。