けんざい
@kent_2057
2025年12月12日

マルチの子
西尾潤
読み終わった
【心に残った文章】
「人が感情を揺さぶられるのは、商品やシステムの〝説明〟ではない。その背景にある〝ストーリー〟だ。」
「自分の居場所を、そこに見つけた。HTFでなら、輝ける。」
「ダウンの幸せが、自分の幸せに繫がるということを私はお伝えしたいのです。人を応援することが自分の利益に直結する。こんなに素晴らしいビジネスが他にあるでしょうか」
「マルチは、誰もがはまる危険性をはらんでいる。そして、何より怖いのは、本人には自覚がないことだ。」
【学んだ知識】
ねずみ講は〝無限連鎖講〟。商品は無く、お金だけが流通する仕組みで違法。マルチ・レベル・マーケティングは、〝連鎖販売取引〟。商品がきちんと流通する仕組みで合法。
「Me・We・Now理論」という説得テクニック。「Me」は、自分のことを話して相手との距離を縮めること。コンバースが好きであることを話題にしたのがこれに当たる。「We」は共通点を見つけ出して小さな連帯感を作ること。これらの段階を踏んだ後に、「Now」自分たちのやりたいことを説明すると相手を説得しやすくなる。
仕草などを含む見た目が他者に与える影響度は何よりも高い。(メラビアンの法則)
マルチにハマりやすい人の特徴
1.自分に満足できていない人
2.勉強熱心な人
3.自己評価の低い人
【感想】
小学生の頃のバスケクラブのキャプテン(Aくん)がマルチの勧誘をしていると噂で聞いた。Aくんはバスケができるのはもちろん、勉強も得意で、地域で一番賢い高校に合格していた。なのでその噂を聞いたとき「なぜAくんが?」という疑問が湧いた。そしてこの本を読み納得する箇所が多かった。Aくんは昔から監督の顔色を常に伺い、人一倍周りの目線を気にしていた。マルチにハマる前に会った時も仕事のマウントの取り合いやパートナーの顔の良し悪しの話ばかりが多く、選んだ職業やパートナーが周りからどう見られているかをとても気にしていた。私からしたらその子の方がバスケも上手く、賢く、顔も良かったのに今思えば自己評価が低かったんだろうなと思った。Aくんはマルチの中に自分の居場所を見つけたんだと思った。私はなぜかマルチに誘われなかったので、今度会った時は詳しくマルチの話を聞いてみたい。
