
橘海月
@amaretto319
2026年1月5日
ミナトホテルの裏庭には
寺地はるな
読み終わった
祖父の同級生で友人だった、亡き陽子が経営していたミナトホテル。ひょんなことからその手伝いと猫探しを引き受けることとなった芯。陽子の息子湊に、ホテルの客の桐子と葵親子。同僚の花岡らと関わる中で、芯の心にも変化が訪れ…。誰かが誰かの支えとなること、ひっそりと寄り添う大事さが描かれている。
ミナトホテルには“わけあり”の人がやって来る。都会なのに静けさをまとい、裏庭には花が咲き乱れ、まるで秘密の花園のように素敵なホテルだが、訪れる人達は悩みや苦しみを抱えていてとてもやるせない。それでも湊の「できる事を頑張る」姿や、芯の冷淡なくせに放っておけない行動に心打たれる。淡々としながらも満ちてくる温かさが漂う物語。
