しん
@sin
2026年1月5日
死仮面
横溝正史
読み終わった
オリジナル版、とあるから当時の文体のままなのかな。読みにくいかな?と若干の不安があったのだけど、めちゃくちゃ読みやすいな、と後書きまで読み終わったところで、【オリジナル版】の言葉の重みに気づいた。
死仮面は金田一耕助の探偵もので、時系列で言うと八つ墓村を解決したあとの事件である。現場に残されたデスマスクが謎を呼ぶミステリー。
本作はもちろん面白いんだけど、この作品の出版までの紆余曲折もすごい。
当時、雑誌連載で完結はしたが書籍化には恵まれず。何十年後かの横溝正史ブームにのっかっていざ書籍化しようとしたものの、すでに原稿はなし。雑誌連載分の全八回のうち第四回の掲載分がどうしてもみつからない。仕方がないので評論家が想像で書いておきました、というのが2022年まで出回っていた【死仮面】らしい。
えーーーー!!!!?それで出版まで辿り着いてるんだから80年代ってほんとおもしろい。
で、この第四回の掲載分があったので正真正銘の横溝正史の【オリジナル版】ですよという意だった。
ありがてえ。一周回ってその評論家の想像バージョンも読みたくなっている…!