
茅嶋
@_Kayashima_
1900年1月1日

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良い。
やはり女はこれくらい変で、男はこれくらい大変でなければ
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「真実(ほんと)に私を愛してくれてゐるのなら、その位のこと許してよ。」
「思ったって何うにもならないことは思はないに限るのね。」(p.40)
お迎ひお迎へと言ふ触れ聲が外にしてゐて、七月十七日の朝の爽やかな風が、一夜のうちに姿をかへた少女の透き通るやうな白い額を撫でてゐた。(p.132)
葉子のやうな天性の嬌態をもつた女の周囲には、無数の無形の恋愛幻影が想像されもするが——それよりも彼女自身のうちに、恋愛の卵巣が無数に蔓延つてゐるのであつた。(p.194)
「わたし先生を殺すかもしれないことよ。殺しても飽き足りないくらゐよ。」
(...)
「あゝ可いよ、殺したつて。」
(p.250)