
春束
@harutaba
2026年1月5日
ミモザの告白(5)
くっか,
八目迷
かつて読んだ
トランスジェンダー差別を非難する主人公がポリアモリー差別をしていて、その事実を正当化するという流れに唸った。
また、性行為ができなくても、愛し合って添い遂げることはできるというハッピーエンドを提示したことがなによりの本作の功労であると感じた。
今でも読み返す大切な作品。
実際のところ、登場人物のうち目立った差別的言動をする西園アリサの動機は、汐への恋情とその未来を案じるものであったというところが、実際の(主に女性による)トランスジェンダー差別の実態とは少し離れているように思う。むしろ「善意で」存在を否定するという性質は、ノンバイナリー差別に近い。どのキャラクターにもヘイトが向かないようにという巧みな配慮とは思うが、これがどう読者心理に影響するか?そうだとすれば、世良の性格が極端に露悪的に描写されているのには意図があるのか?これらの疑問が残った。
