ゆるふ
@yuruF
2026年1月13日

開かれた社会とその敵(第二巻)
カール・ポパー,
小河原誠
読み終わった
ヘーゲルについては舌鋒鋭いが、マルクスについては、プラトンと同様に、当時の状況における意義(むき出しの資本主義に対する批判)を尊重しながら、歴史予言の論証的な誤りを指摘している。/とりわけマルクスにとっては政治の力は無力であって、社会主義の到来は必然とされたにもかかわらず、実際にはそのマルクスの理論自体が政治的な力を持ってしまったことは、歴史の皮肉だと感じた。/暴力による権力の奪取をほのめかすマルクス主義の戦術がファシズムに利用され、その台頭を許した、というのも、ポパーの同時代における重要な証言だと思う。