句読点 "池上彰特別授業君たちはどう生..." 2026年1月6日

池上彰特別授業君たちはどう生きるか
去年の9月に一冊読書会で『君たちはどう生きるか』を読んだので、池上さんはどのように解説しているのか気になって一気に読んだ。 池上彰さんによるある中学校での特別授業の内容をまとめたもの。放送は無く、書籍のみの特別編。 もう一度『君たちはどう生きるか』を読み直したくなった。 世界情勢がかなり不安定になってきている今こそ、この本をもう一度深く読み込む必要があると思う。 『君たちはどう生きるか』が書かれた時代背景や著者の思惑などを池上さんなりに読み解きながら、「こう考えなさい」と押し付けるのではなく、「池上はこう考えるが、それを踏まえて君たちはどう考えるか?」を大事にしている様子が伝わってきて、とても良かった。 それから、いい本を読むとはどういうことか、なぜ古典と呼ばれる作品を読むべきなのか、読んだだけではダメで、読み終わった後に自分の頭でちゃんとその本に書かれてあったことを咀嚼する時間を持つこと、どう感じたか、どう思ったか、をまとめる時間を持つこと、感想を人に話すことなどもサボっていてはダメだなと改めて思う。 考えることの重要さを改めて再認識させられた。こんな授業を自分も受けてみたかった。が、30過ぎた大人になっても十分面白かったので、いつからでも何回でも遅くはない。中学生以上の誰でもがこうした基本に立ち返ってみることはとても大事なことだ。 ところどころで中学生たちから質問をしてもらったり、意見を言ってもらったりするところもちゃんと入っていて、大人顔負けの読み解きをしている子たちばかりで、約10年後の今は大学院生になっている子もいれば社会人になっている子もいるだろうし、この時の授業がどんなふうにその後彼らの人生に作用していったかも知りたい。 この授業では言及されていなかったが、最後の庭の日陰に生えていた花をコペルくんが日向に植え替えてあげるシーンについて、どう解釈するかで、読書会やった時結構盛り上がったのを覚えているけど、今読み直したらどう感じるだろうか。この子たちや池上さんはどう読んでいるのだろうか、聞いてみたい。 池上さんが中学生にあるシーンについての意見を聞くところで、みんなが言っている「いま」とか「昔」って結構みんなバラバラの意味で使っているんじゃないか。同じ言葉を使っていても、それぞれが思っているその言葉の定義が曖昧だと議論が成り立たなくなってしまうから、議論をするときにはきちんと「いま」や「昔」が具体的にいつのことか確認した方がいい、というアドバイスをしていて、これはとても大事なことだと思った。 SNS上の情報などは特に、「いつ、誰が、どこで、何を、なぜ、どのように」の5W1Hを意識して確認していこうと思った。基本中の基本だけど、うっかり忘れてしまいがち。いやSNS上だけでなく、日常の会話でもそう。5W1H大事。
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