
掛谷拓也
@takuya
2026年1月7日

枯木灘 (河出文庫 102A)
中上健次
かつて読んだ
@ 新宮ユーアイホテル
若いころに挑戦したが、うねるような文体、紀州方言、繰り広げられる因習的な暴力に当時のオレには歯が立たなかった。ある年の真夏に本書の舞台である和歌山県新宮市に中上健次を読むためだけに三泊した。昼間はクーラーの効いた部屋で小説を読み、夜には小説に出てくる場所を実際に歩き、健次の生家跡も探した。健次のいう熊野が自分の一部になったと思った。あれほど読めなかった中上健次の小説が読めるようになったのはこの読書旅行からだ。
