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2026年1月7日
エステルの手紙教室
セシル・ピヴォ,
田中裕子
読み終わった
北フランスのリールで書店を営むエステルは、
亡くなった父を偲び手紙教室を開催を決意し、
新聞に受講者募集の広告を出すことに、、。
参加を申し込んできたのは、孤独な老婦人、
重度の産後うつに苦しむ夫婦、
仕事にやりがいを見出せない会社員、
進路に悩む青年の5人だった。
性別も年齢も異なる参加者たちは、
手紙のやりとりを通し、
新たな人生へと1歩をふみだしていく。
通勤電車の中で少しずつ読んでいましたが、
2025年がまさに終わろうとするある朝、
続きを読みだしたところ止まらなくなり、
一気に読み通してしまいました。
最初こそ相手の反応を探りながらの
手紙のやりとりではあったものの、
回数を重ねるごとに、
お互いのプライベートや
今まで誰にも打ち明けられなかったことを言語化し、
相手に伝えるようになり、
手紙をもらった相手も時に寄り添い、
時に叱咤激励しながら、
心と心を通わせていく過程が素晴らしかったです。
特に老婦人ジャンヌが
青年サミュエルに綴った数々のメッセージは
金言に満ちていて、
わたし自身とても励まされました。
また、産後うつに苦しむ夫婦が
他の受講者たちの助けを借りながら
なんとか関係を修復していこうとする過程も、
自身の過去を彷彿とさせる場面もあり、
他人事とは到底思えず、とても心動かされました。
「年賀状」もデジタル化してしまっている昨今ですが、「手紙」という素晴らしい文化を改めて考えさせられる
大きなきっかけとなりました。
わたしも機会があれば
「手紙教室」へぜひ参加してみたいです。
