
あけお
@akeo
2026年1月7日

読み終わった
@ 図書館
圧倒された。長編だが中弛みが無く一気に読ませる。
アッシュと英二、魂の物語。
番外編「光の庭」が、本編結末に対する素晴らしいアンサーだった。
アッシュが死に、英二もシンも苦しむ。特に英二はその死から目を背けていたのだろうし、背けざるをえなかった。何故なら直視すれば絶望しかないからだ。
また、シンは英二がアッシュの後を追わないか気が気ではなかっただろうし、それもあってアッシュの話は長い間ほぼタブーのようなものだったのだろう。
それでも死=アッシュの存在そのものが無くなった、わけではない。アッシュのことを新たに知る人がいて、ずっと覚えている人たちがいて、写真としても姿が残っている。人々の記憶と媒体に彼の存在は刻まれている。
最後、英二は閉じ込めていたアッシュの写真を見返し、人々の目に触れる個展の場に出す。英二はアッシュの生きた証を誰からも風化させることなく、彼の記憶と魂と共に、これからも生きていくことを決意したのだと感じた。
