
きなこ
@kinako2025
2026年1月7日
天までのぼれ
中脇初枝
読み終わった
考えさせられる
最高
ネタバレを含みますので、未読の方はご注意ください。
用事があって行った某市立図書館で偶然手に取ったパンフレットに紹介されていた本。
楠瀬喜多という名は覚えていなくても、女性に選挙権がないのはおかしいと、税金を納めるのを拒否したという人物がいたということは、新聞記事で知っていた。彼女についての小説だということで読むのを楽しみにしていた。
作者は私の好きな中脇初枝さん。面白くないわけがない。
久しぶりに小説を読んで泣いた。しかも何度も。嬉し涙であったり、悲し涙であったり。
特に喜多が幼なじみあやめの死を知った時、当時の議員に女性もなれることが決まった時、そのために喜多が男性ばかりの議場で自分の意見を述べた時、涙が溢れてならなかった。
今は女性も投票が出来るし、議員に立候補も出来る。この当たり前が実現するまでに市井の女性たちの苦労がどれだけ続いたか。頭が下がると同時に、自分もまた先達となるのだと気が引き締まる。年が明けていきなり今年のベストに入るような本に出会えた喜び。今年もたくさん本を読もうと決意する。


