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きなこ
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@kinako2025
三度の飯と本が好き
  • 2026年7月9日
    魔女の体力 40歳、女性が体力をつけるべきとき
    ベテラン編集者の女性は、低体力と高血圧に悩まされていた。子ども連れ友人家族たちと出かけた旅行で自分が情けなくなった。体力の不安から登山に参加しなかったからだ。子どもの運動会の保護者競技に出場し、二度も転んでしまった夫は少しずつ運動を始め、体力がついていた。楽しそうに登山の話をする夫を横目に、自分だけなぜこうなのかと思い、それから彼女も少しずつ運動を始めた。三十代後半から近所を走ったりスイミングを始めたり。徐々に体力がつき始めた彼女はサイクリングも始め、とうとうトライアスロンにも挑戦するようになる。初めてのトライアスロンで泳ぐ湖にはネズミの死骸が浮かんでいたが...。 私自身も読書が好きで運動不足な人間なので、彼女の気持ちがよく分かった。 運動を始めてどんどん身体だけでなくメンタルも強靭になっていく彼女の姿に羨望の眼差しを向けつつ読了。 ページの下には走っていたり自転車に乗っている女性のイラストがあり、微笑ましい。最後のページはもちろんGOAL! 「年をとり、失いやしないかと恐れるものは、お金ではない。それは、尊厳、優雅さ、品位、独立、自律、自由、威厳、尊敬だ。肉体の健康が崩れ始めると、これらすべても一気に、手に負えないくらいに急速に消えてしまうだろう。 自分の意志とは関係なくこの世に生まれたけれど、命が尽きるその日までは、自らの意志でしっかりと生き、そして終わりを迎えたい。」 そう言い切る著者がとてもかっこいい。
  • 2026年7月7日
    ノーメイク鑑定士
  • 2026年7月5日
    ハラヘリ読書
    ハラヘリ読書
  • 2026年7月4日
    とにかく、デモ!
    とにかく、デモ!
  • 2026年7月3日
    詩と散策
    詩と散策
  • 2026年7月3日
    おつむの良い子は長居しない
    おつむの良い子は長居しない
  • 2026年7月3日
  • 2026年7月3日
    メディアに操作される憲法改正国民投票
    SNSで紹介されていたので読んだ。2017年発行なのだが、今の政治状況を見ていると、当時よりも危機が増しているような気がする。 国民投票は公正に行われないといけないのは当然だが、2010年5月に施行された現在の国民投票法は欠陥だらけだと筆者は言う。広告業界に身を置いていた筆者は、広告が国民投票の勝敗を決定するのに、メディアに対しての規制がないのが問題だと主張する。確かに資金調達の点から見ても改憲派と護憲派はバランスが悪い。しかし公平であるべきのメディアが莫大な広告費に目が眩んで、CM等の露出について偏りが出るのではないかと言う著者の意見に、さもありなんと思う。 政治は私たち国民の生活に直結しているということは、2月以来国民も理解したのではないだろうか。 キチンと政治を見守り、おかしいと思えば意見をするということを当たり前の社会にしていきたいと願う。
  • 2026年7月3日
    恋歌
    恋歌
    朝井まかてさんの作品は初めて。本作で直木賞を受賞している。なかなか読み応えがあった。 幕末から明治にかけて、大きく日本社会が動き変化している中で、女性たちが巻き込まれながらどのように生きていったのか。樋口一葉の師である中島歌子の生涯を描いている。 病床の中島歌子の見舞いに来た弟子と女中が、歌子の家で彼女の手記を見つけ読み始める。 それには幕末に商家から武家へ輿入れした歌子の半生が綴られていた。 男たちの権力争いに巻き込まれ、理不尽な扱いを受ける女たち。踏まれても踏まれても、なお頭を持ち上げる雑草のように、生き延びる姿に涙が出る。 序章で展開した伏線が終章で見事に回収されていて、驚くとともに胸がいっぱいになる。一気に中島歌子の生き様が豊かで次世代を見越したものだと感じられ、主人公の人となりがリアルに立ち上がる。
  • 2026年6月30日
    メガホンとペンライト
    メガホンとペンライト
  • 2026年6月30日
    海をわたる言葉 翻訳家ふたりの往復書簡
  • 2026年6月25日
    女の国会 (幻冬舎単行本)
    与党の国会議員 浅沼侑子が亡くなった。その前日彼女を非難していたところを見られていた野党議員の高月馨は窮地に立つ。浅沼議員はなぜ死んだのか?高月と秘書沢村明美、新聞記者の和田山怜奈は真相を探るべく、浅沼の婚約者 三好顕太郎に近づいていく。地方市議会議員の間橋みゆきも巻き込み、女たちは政界の魔境に踏み込んで行く。 ぐいぐい引き込まれて読了。途中で止めるのが難しいほど。 政治の世界に女性議員が少ない訳がよく分かる小説。 読みごたえ十分だったのだが、最後のオチが少々弱い気がした。ネタバレになるので詳しくは書かないが、「それが継続できる根拠」が甘いのでは? ともあれ新川帆立という作家の他の作品も読みたくなったのは事実。
  • 2026年6月20日
    アウシュヴィッツのタトゥー係
    アウシュヴィッツのタトゥー係
  • 2026年6月15日
    おふとんの外は危険
    おふとんの外は危険
    不思議な世界を垣間見たような読後感。 常識でガチガチの脳みそでは、キム・イファンが織りなす摩訶不思議な物語を理解し味わうことは難しいかもしれない。 『バナナの皮』、『Siriとの火曜日』、『君の変身』、『天国にもチョコレートはあるのか』、『透明ネコは最高だった』が印象に残った。 次回作が読んでみたいと思わせる作家。
  • 2026年6月12日
    すべての、白いものたちの
    すべての、白いものたちの
    再読。 何度読んでも心に沁み渡る。 韻文のような散文。 「白」という言葉は韓国語で「하얀 ハヤン」と「흰 ヒン」がある。 作者があとがきで、その二つの言葉の違いを「綿あめのようにひたすら清潔な白がハヤンで、ヒンは生と死の寂しさをこもごもたたえた色である。」と語る。 まさにこの小説を貫いているのが生と死の寂しさなので、成る程と思う。 自分が生まれる前に、母が早産で産んだ姉。たった二時間しか生を享受出来なかった彼女を意識し、彼女の死と自分の生を考え続けることが、自身の生を意味づけること。 それを書くことによって、孤独と静けさ、そして勇気が作者に吹き込まれたという。この静謐な散文によって勇気が吹き込まれるというのが良い。分かる気がする。 熱を持った傷口を冷やし癒すのは冷えた、白い軟膏。 傷ついた心を癒す白い消毒薬や包帯のようなこの作品を、時々手に取ってみたい思いに駆られる。
  • 2026年6月9日
    満月珈琲店の星詠み〜月と太陽の小夜曲〜
    一巻からの登場人物が最後にチラチラと出て来て、総集編とかまとめのような印象を受けた。 あとがきで作者も触れているように、「一巻から紡がれてきた物語の締めくくりとなります。」、続いて「とはいえ最終回というわけではありません。一度これまでの物語をまとめたいと思った次第です。」とのこと。 今までに登場してきた人たちの満月珈琲店を訪れた後日談が温かく、ホッとする。また自分の心の声を聞くことがいかに大切かがよく理解できる。 我慢は美徳、自分の気持ちを優先させるのはわがままという考え方が、窮屈な社会を形成してきたのではないか、とふと思う。「こうあるべき、こうするべき」という偏見から脱して、自分は本当は何を欲しているのかを考え、自分の内なる心をケアしないとなと思うなど。 作家一条ほのかのエピソードが特に好きかも。
  • 2026年6月8日
    図書館、山へ分け入る
  • 2026年6月5日
    大邱の夜、ソウルの夜
    大邱の夜、ソウルの夜
    ずっと読みたかった韓国のコミック。ひょんなことから手に入って読む、一気に。予想以上に良かった。 コンジュとパッコンという2人の女性のシスターフッド、母娘の関係、職場の男たちのセクハラとパワハラ。どれもまるで日本に住む私の物語のようにリアルだ。 こんな未来を夢見ていたわけじゃない。でも社会や家族の「女はこうあるべき」という考え方に流されてしまう。よくあること。抗っているのに、抵抗する女が夢や希望を掴んだ指を一本一本ゆっくりと剥がしていく世間。「それは理想だけど贅沢だ、女のくせに」と、女性に我慢を強いる。 リアルすぎて読んでいて辛い。それでも生きていっているコンジュとパッコンを見守ることしかできない。 ただ現実の韓国社会を見ていて希望を感じるのは、韓国には女性の党があるということ。コンジュやパッコンのような経験を経てきたリアルの女性たちが作る女性の党が紡ぐ物語が、この『大邱の夜、ソウルの夜』の続編のような気がしてきた。
  • 2026年6月4日
  • 2026年6月4日
    満月珈琲店の星詠み〜秋の夜長と月夜のお茶会〜
    『満月珈琲店の星詠み』シリーズ5巻目、「秋の夜長と月夜のお茶会」 シリーズをずっと読んでいると、以前チラッと登場した人物が、今度は中心人物となってお話が展開するのが面白く、次のお話を誰が語り始めるのか楽しみになる。 どんどん次の巻を読んでいくうちに、それぞれの登場人物の輪郭がクリアになり、お話に深みが出てくるので、ページを繰る手が止められない。
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