ごっちん
@ikuko0418
2026年1月8日
水車小屋のネネ 挿絵集
北澤平祐,
津村記久子
読んでる
「水車小屋のネネ」を読んでいる時に、新聞連載の時の挿絵を全部見てみたい!と思っていたら、本屋さんで見つけてしまった。
北澤さんの絵はあまり好みではなかったのだけど、小説を読んだ後に見ると「挿絵」という以上に北澤さんの絵の方にも物語があって面白い。
本文にお題をだされてひとひねりして返す、大喜利みたい。
ちょっとした布の柄や段ボールの絵とか細かいものにも物語がある。
文章の説明じゃなく、文章の世界をさらにもっと広げてくれるみたいな挿絵だな。
長いお話だからか挿絵もバラエティ。
抽象的だったり、説明的だったり、お互いに呼応するシーンだったり…。
ぷぷぷ…と笑ってしまうものもあり、シリアスなものもあり。
構図にも意味があるような(ないような?)。
三歳児ネネ、サムライネネ
自転車メガネりっちゃん
特急ケンジ
みたいな、時々挟まる、ぶっ飛んでるような、遊んでいるような絵がすごくいいな!
情景の中では第二話の最後、お姉ちゃんと聡が雪の日にアパートの前にいるシーンが一番好きかも….。
北澤さんのコメントも面白く、絵よりもご本人に興味が湧く。
「話が通じない人との会話は自分が透明になった気分になるのでふたりにベタ入れず」
「河原を歩いていると、つまづかないように一生懸命になって、普段の悩み事を何も考えられなくなるので好きです」
など。
想像するに、北澤さんも楽しく描かれていたのではないかな…と。
津村さんもきっと毎回楽しみにされていただろうな。
挿絵ってたいへんそうだけど、おもしろいなぁ。
いつかやってみたい!
絵ってもっと自由でいいんだなぁと思いながら読んだ。
見る人の想像力を広げるなんて、すごくいい仕事。
(小説を読んでいる時に、なんとなく木曽福島あたりを想像しながら読んでいたけど、津村さんが取材で木曽福島に行かれていたとあり、びっくり)



