
彼らは読みつづけた
@findareading
2026年1月8日

トラジェクトリー (文春e-book)
グレゴリー・ケズナジャット
読み終わった
電子書籍
*読書で見つけた「読書(する人)」*
《フォークナーの小説には不思議な吸引力があった。作中に描かれた世界に見覚えがあったからかもしれない。それまで授業で読まされた本はどれもニューヨークだのロンドンだの、どこか遠いところの物語が繰り広げられていて、世界から隔離されたようなミシシッピ州の僻地に関係があると思えなかった。物語は必ず遠いところで起こるものだ、とまで思う時期もあった。だがフォークナーの作品に登場する人や場所は、ページを捲る間に快感と羞恥心が入り交じったものがこみ上げてくるほど身近な存在だった。》
— グレゴリー・ケズナジャット著「汽水」(『TRAJECTORY トラジェクトリー』2025年7月Kindle版、文春e-book)
