
めい
@meiji_chan
2026年1月9日
読み終わった
60年代の若者の雰囲気を知りたくて発見。全体的に、甘えんな!!!!!!と思ってしまった。でも、でも、だって、でも、だけど…とウニャウニャウニャウニャ、大学生は昭和の頃からモラトリアムだったのか。エリートはひまだから、悩まなくていいことで死ぬほど悩んで、何ページにもわたる手紙を書くんだな…と思いつつも、その甘ったれたご立派な思想と青臭い苦しみは代え難くて美しい。自分の学生時代を振り返ると、どこか冷笑的なのがカッコイイ文化になっていたこともあり、それなりに全力でくだらないことに苦しんではいたものの、これほど無意味で高尚で美しい青春ではなかった。青春としての価値は比べるものではないしこれっぽっちも羨ましくはないけれど、流麗な文章で味わう分には、素敵な後味の悪さだった。
私の好みではない、やたらと持って回った言い回しに村上春樹を感じて辟易するところも多かった。調べてみたら村上春樹はこの作品に影響を受けた考察とか、ノルウェイの森がこの作品と並べられた記事とかが出てきて、真偽をよく調べてはいないもののなんとなく納得がいった。「おいしいことはわかるけど口に合わない高級料理」のような小説。

