
めい
@meiji_chan
嫌な読後感が好きです。ミステリ、食べ物。最近は50〜60年代の作品が気になる。
- 2026年2月20日
- 2026年2月20日
- 2026年1月29日
タナトスの蒐集匣 -耽美幻想作品集ー坂口安吾,小栗虫太郎,折口信夫,江戸川乱歩,泉鏡花,芥川龍之介読み始めた - 2026年1月29日
阿寒に果つ渡辺淳一読み終わった自殺した美少女に恋していた少年が20年の時を経て、彼女への想いを蘇らせる美しく哀しい青春物語……と思って瑞々しい気持ちで読んでいたら、突然のロリコン。ロリコンに次ぐロリコン!!!!!!誰か警察呼んで!!!!………と思ってハラハラしながら読んでいたら、ロリコンジジイどもより美少女の方がなんだか怖くなってきて、あれよあれよという間に百合に。百合か?もしかして百合では………?………………百合だ!!!!!!!!! 実際にはこんな大騒ぎしながら読むようなテイストではなく、文章も構成もものすごく美しくて、最後まで静かで哀しい。読者もヒロインの純子ちゃんに置いて行かれた気持ちになってしまう。浅はかで傲慢で喜劇的で愚かな悲劇のヒロイン。危うさと未完成さで老若男女が惚れてしまう。 それにしても昭和の物語の女はすぐ自殺しようとする。 - 2026年1月19日
阿寒に果つ渡辺淳一読み始めた - 2026年1月19日
読み終わったこれが1964年に芥川賞を獲った小説?これが???え、2015年とかの作品じゃなくて???????????これが東京オリンピックの年に読まれていて、評価されたの????????? 白目を剥くくらい現代的。あまりにも軽快で軽妙な文体なうえ、家事と仕事の両立に悩む女医さんやひとり旅で逆ナンしまくるアラサー女、年下男に狂って捨てられるバリキャリ女など、令和の若い作家が昭和の設定で書いたのかというくらい先進的。登場人物の女性たちがみんなかっこよくて、ガサツで、情けなくて、とてもチャーミング。 女の人が「○○ッス」などと喋るのは当時はイケてたのか、下品とされてたのか、当たり前だったのかわからないけれど、全体から迸る生命力と豊かさがすごい。スッと読めるのに元気になったような気がする。 - 2026年1月15日
- 2026年1月15日
人のセックスを笑うな山崎ナオコーラ読み終わったアッサリしてるのに生々しい。容姿がいいとか、優しくしてくれたとか、反対に飽きたとか、嫌なことがあったとか、「理由」が一切描かれず、ずっとなぜ好きなのか、別れるのかわからない。説明が何もない。でも実際に人を好きになったり別れたりする時は誰も理由を教えてくれないし、説明はこの世のどこにもない。ただ愛しさと苦しさだけが体験としてある。ただただ磯貝くんの恋を生々しくまるで写真や動画で残すかのように描写していた。これを映画にする価値ってあったのだろうかと思うほど。見てないけど。 - 2026年1月9日
人のセックスを笑うな山崎ナオコーラ読み始めた - 2026年1月9日
読み終わった60年代の若者の雰囲気を知りたくて発見。全体的に、甘えんな!!!!!!と思ってしまった。でも、でも、だって、でも、だけど…とウニャウニャウニャウニャ、大学生は昭和の頃からモラトリアムだったのか。エリートはひまだから、悩まなくていいことで死ぬほど悩んで、何ページにもわたる手紙を書くんだな…と思いつつも、その甘ったれたご立派な思想と青臭い苦しみは代え難くて美しい。自分の学生時代を振り返ると、どこか冷笑的なのがカッコイイ文化になっていたこともあり、それなりに全力でくだらないことに苦しんではいたものの、これほど無意味で高尚で美しい青春ではなかった。青春としての価値は比べるものではないしこれっぽっちも羨ましくはないけれど、流麗な文章で味わう分には、素敵な後味の悪さだった。 私の好みではない、やたらと持って回った言い回しに村上春樹を感じて辟易するところも多かった。調べてみたら村上春樹はこの作品に影響を受けた考察とか、ノルウェイの森がこの作品と並べられた記事とかが出てきて、真偽をよく調べてはいないもののなんとなく納得がいった。「おいしいことはわかるけど口に合わない高級料理」のような小説。 - 2025年12月24日
- 2025年12月24日
- 2025年12月22日
- 2025年12月22日
刺青 痴人の愛 麒麟 春琴抄谷崎潤一郎読み終わった - 2025年11月20日
刺青 痴人の愛 麒麟 春琴抄谷崎潤一郎読み始めた - 2025年11月17日
君のクイズ小川哲読み終わった数ヶ月ぶりくらいに「すごいものを読んだ」気持ちになれた。小川哲さんは『君が手にするはずだった黄金について』以来でした。 クイズの問題を起点に回想と現実を行き来する描写が巧みで、その場の空気感や声色まで浮かぶ。擬音や色、明るさを表す言葉はほとんど使わずに感覚が伝わってくる文章はとても好き。 平易でとにかく読みやすいからこそ主人公の三島くんに共感しながら謎に集中できる。殺人事件が起きるタイプのミステリのような「who」ではなく「why」「how」を追っていく構造なのもいい。種明かしはシンプルで、解決した時の「いや、だからなんでそんなことしたんだよ…」「そのトリックは無理あるでしょ」みたいな消化不良もない。 正解は最初からそこにあって、たどり着くことかできたところでそれは「君のクイズ」であって「僕のクイズ」ではない。とにかく無駄がなくて美しかった。 - 2025年11月13日
〆切本夏目漱石,左右社,星新一,村上春樹,江戸川乱歩,藤子不二雄Ⓐ,野坂昭如など全90人読み始めた - 2025年11月6日
君のクイズ小川哲読み始めた - 2025年11月6日
一次元の挿し木松下龍之介読み終わったミステリはとにかく驚かされたいし騙されたい。ずっと話題で、ずっと高評価で、ずっと面白そうで、ずっと気になっていた作品にしては………。 タイトルと表紙が「大ヒント」すぎて、数ページ進んだ時点で色々わかってしまって、その後はずっと回収。 ロマンティックなモチーフやなんだか芝居がかった言い回し、「それ必要?」と思うような容姿の良さを褒める描写や性と色香を匂わせる場面に、ラノベとまではいかないけれど、著者の「癖」を感じてしまった。新海誠作品の主人公が突然ヒロインを呼び捨てにした時の興醒め感に近い(それでもこの小説の方がだいぶマシだし、ずっと品がいい) でも、複数の謎が綺麗に絡んで、それを一つずつ自然に解いていく展開は鮮やかで、上手だな…と思うし、結末は美しくて尻窄みにも感じなかった。それに遺伝子研究という分野の危うさはいつか実際にこういう出来事を招くかもしれない。ミステリというより近未来SF的な構え方で読めばもっと近く、面白く味わえたかもしれない。 - 2025年10月27日
一次元の挿し木松下龍之介読み始めた
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