
タウマゼイン
@logic-08
2026年1月11日
読み終わった
感想
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@ 自宅
読了。
自由意志や心は存在しない、という仮説を支持する心理学・脳科学の研究は数多く存在する。
もっとも、この考えを大多数の人が受け入れるのは難しいだろう。私たちの直感と真っ向から衝突するからだ。
しかし歴史を振り返れば、コペルニクスの地動説やダーウィンの進化論も、当初は直感に反するとして強い抵抗を受けた。それでも現在では、疑いようのない事実として受け入れられている。
研究がさらに進めば、この「心理学的決定論」もまた、私たちの自己理解を根底から書き換える可能性があるかもしれない。
#思索
自己責任論の色が濃い現代社会では、苦しい立場や恵まれない状況にある人に対して、「努力不足」というレッテルが貼られやすい。
しかし、そもそも行為を選択する主体としての「自己」がどこまで実在するのか、その前提自体を一度疑ってみてもよいのかもしれない。
仮に自由意志や恒常的な自己が存在しないとすれば、私たちは人を非難したり、責任を個人に帰属させたりする現在のあり方を、そのまま維持できるのだろうか。

