
にち
@2tiyo
2025年8月20日
汝、星のごとく
凪良ゆう
読み終わった
本当に本当に読んで良かった。恋愛小説でここまで泣くと思わなかった。私の人生からスカしがひとつ消えて夕星が増えた。
ずっと苦しくて、こんなのってありますかという気持ちで読んでいた。途中から延々泣いてしまった。
選ぶには自分で立つしかない。自由と不自由。あまりにも重い荷物を背負って、すれ違って、それでも後悔はないと、必要な遠回しだったと言う暁海に、そうか、と思う。読みながら櫂の京都弁に愛着しかなくなっていったら、暁海は京都出身の男に櫂をみているし、櫂はアキミという名前に縋っているし。2人もどうしようもなく他者を傷つけている。四万返せない?がやはりすれ違いとしてしんどすぎたかもしれない。いろんな感情のなか、情けないという気持ちがすごく伝わる。潰れそうになる。みんな普通じゃない。普通って何。こういう心事から同じ世界に生きていると感じる。
最後に花火を見るのが綺麗すぎて、プロローグとエピローグがこんなに違って見えるのも、自分も内に入れた感覚になった。2人がまた笑い合ってくれて幸せでした。美しいけど、そもそも親がまともであれば、生きやすい社会であれば、とやりきれなさもある。とくに尚人は辛すぎるよ。暁海の優しい顔に嬉しくなり、この子の母親なんだなあって思い出したと言うお母さんが心に残っている。それぞれの視点。初め環境によって心が繋がった事を思うと。どうしたって悲しいな。