汝、星のごとく

9件の記録
- 🍪@ruhuye2025年6月28日読み終わった借りてきた@ 自宅言わずと知れた作品。周りの読書好きな人がこの本の話をしていて手に取った。図書館で借りたけど読まずに返してしまい、今度こそと借り直して開いたら止まらなかった。ラナデルレイをBGMに冷房を効かせた部屋にて。
- ことりの本棚@mi_pocket2025年6月22日読み終わった久しぶりに喉の奥がキュッとなった 不安定さのなかに潜む一本の信念に ぐんぐん引き込まれていく 10代の淡い恋愛から、 30代の大人へと変わっていく男女の物語 「自分の人生を生きることを、他の誰かに許されたいの?」 「誰かに遠慮して大事なことを諦めたら、あとで後悔するかもしれないわよ。そのとき、その誰かのせいにしてしまうかもしれない。でもわたしの経験からすると、誰のせいにしても納得できないし救われないの。誰もあなたの人生の責任を取ってくれない」 「わたしは、わたしの矜持を守らなくてはいけない。」 主人公の暁海への瞳子さんの言葉は幾度も刺さる。 言葉の強さの裏にはその人の弱い過去がある 達観とでもいうべきか。 何をどう経験すれば、こんな物語が紡げるのだろうと思う。 ただの恋愛小説じゃなく、それぞれの生き方に重きをおいた物語なのかもしれない。 舞台が瀬戸内なのもいい。 しばらく余韻に浸っとこう。