白川みどり "結婚とわたし (ちくま文庫)" 2024年5月28日

結婚とわたし (ちくま文庫)
この本を読みながら、私は自然に、夫(山内さんの)の思い遣りのない言動に山内さんと一緒になって怒ったり、山内さんが繰り広げる演説に「いいぞやれやれー!」と大きく頷いたりしていた。けれど読み進めていくうちに、男性らしさの中で生きる彼らの苦しみも見えてくる。「男女の問題も突き詰めれば、立場の問題」という一文に、なるほどなぁと思った。フェミニズムに触れる一歩として、視野が広がる一冊でもあったな。
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