
どうでも飯田橋
@tekubiashikubi
2025年3月10日

香港世界
山口文憲
読んでる
引用
「借りものの場所、借りものの時間」(Borrowed place, borrowed time)ーそのうえに浮かぶ期限つきの都市、それが香港であって、その住人は国家にも共同体にも、まして土地や家屋敷などというものに幻想をもたない人びとである。
この資本主義コミューンを統率する唯一の原理、凄惨な自由競争が、それでもはた目には日本のそれほどいやらしくみえないのは、この未来をもたないという自己規定からくる一種のいさぎよさのせいかもしれない。