
のれちゃん
@nohlet
2026年1月8日
イン・ザ・メガチャーチ
朝井リョウ
読み終わった
・推しのことを思うとき、その姿に必要以上に物語を見出そうとしていないか?と自問自答するようになった。ランダムグッズの交換とか投票への呼び掛けとか運営への不満とか、そういうものでいっぱいのタイムラインを見たくなくてSNSから離れた。そうして心は軽くなったけれど、記憶の鮮やかさは失われてしまった気がしていた。なるほどあのときは視野を狭めていたから幸せだったんだ。
・登場人物たちの心のコップに水がいっぱいに溜まっていくさま、そして最後の一滴がぽたりと落ちて溢れていくさまはホラーよりもホラーだと思う。
・朝井さんの作品を読んだあと、ああこれで読む前の世界にはもう戻れないなといつも苦しい気持ちになる。でもその苦しさを抱きながら今を生きていかなきゃいけないよなと前を向きたくなる。今読めて良かったと思う作品だった。
📚連想した本:朝井リョウ『スペードの3』
→一章に登場する、ミュージカル女優のファンである美知代のことを思い出したので。

