
gato
@wonderword
2026年1月13日

突飛なるものの歴史
ロミ,
高遠弘美
読み終わった
再読
久しぶりに読み返すと意外にちゃんと古代からシュルレアリスムに至る系譜を辿り、それがポップカルチャーに回収されていった経緯をたっぷりのビジュアルで見せてくれていて、いい本だなと思った。シュルレアリスムがパクった元ネタ集でもある。レーモン・ルーセルの顔写真がこんなにたくさん見れる本ほかに見たことない(笑)。
〈アンソリットの歴史〉という概念を導入することで、シュルレアリスムを補強しようという試み。だから思想的にはホッケの『迷宮としての世界』にかなり近しいんだな。ロミはもっと寺山修司的であり、荒俣宏的な、ファンタジーと誇張たっぷりの山師じみた語り口だけど。
ハンス・アルプとかイヴ・クラインとか、最初にこの本を読んだときよりずっと後に初めて知ったつもりになっていた人たちの名前がでていて驚いた。ロミに教えてもらってたのか…。
完全版も読んだことあるけど、やっぱりこっちの判型、本文レイアウトが好き。




