
橘海月
@amaretto319
2026年1月15日
希望の糸
東野圭吾
読み終わった
#ミステリ
刑事加賀シリーズだが、今回は従兄弟の松宮が語り手となっている。松宮自身の秘められた親子関係と、ある事件に関わりがある人物の親子関係が主軸。事件そのものよりも人間関係が中心で、それにしても子供とは何なのだろうとしみじみ考えてしまった。ある人や状況において驚くほど軽く、ある人にとってはこれ以上なく重い存在が。
事件そのものや犯人には特にひねりはなく、それよりもその背後となる前提がわからないまま、読んでいて腑に落ちない違和感が徐々に明らかとなる過程がメイン。ミステリを読むぞ!と思うと肩透かしかもしれない。人間ドラマを読みたい人向け。