みっつー "無敵化する若者たち" 2026年1月15日

みっつー
みっつー
@32CH_books
2026年1月15日
無敵化する若者たち
比較的若者だけれど、若者だと胸を張って言えない年齢になってきた。 職場では、おじさん客への愚痴を言いながら、大学生くらいの同僚には「へへっおじさんには分かんねぇや」と言ってしまうようなターンに入ってきている。 なので、このタイミングで僕は「おじさん」についても、「若者」についても学ばなくてはいけないのかもしれないと気づいた。 そこで購入したのが金間大介さんの『無敵化する若者たち』だ。 この本の中で言われている「無敵化」というのはニュースなどで取り上げられる「無敵の人(守るべきものなどがないことから犯罪行為などを行ってしまう人のこと)」ではなく(以下引用) 若いというだけで勝ち組と思えるような恵まれた環境が与えられ、自己評価が高く、かつその権利主張をしっかりするような存在を指す。 『無敵化する若者たち』p.15 のことを言っている。 この本を読んでいて興味深かったのが、現在の若者たちは自己評価自体は高いということだ。 「興味深い」と書いたけれど、それは意外だった、ということではなくて「やっぱりそうなのか!」という納得感からくるものである。 確かに周りの同僚たちは、立場的にはフリーターであったり、学生だったりが多いのだけれど、やりたくない事に対してはハッキリと「NO」を発するし、自分が持っているスキルを存分に発揮(友人にVtuber用のイラストを描いてる人や、パソコンを1から組み立てることができる人もいる)しているし、一番感じるのは休むことに抵抗が全く無いように思う。 最後のに関してはモヤっとするけれど、まぁ体調不良だもんなぁ…と思うしかない。 自分の場合は、もし体調不良になって職場を休むということになると結構な緊張感が襲うので凛とした態度で「今日休みます、すみません」的なLINEがくると「おぉ…」と面食らってしまう。いや、仕方ないけどね?悪いんだもん、体調。 でも、ついこないだすげぇハードそうなスケジュールこなしてたよね…うん、そりゃ…疲れるよね…うん。と、なっている。 でも本を読んでいると、こういった若者たちのベースとしては大きな「諦念」が含まれているということも分かった。 「今よりもいい世の中を、いい社会を作ろう!」という考えが、そもそも現在の若者には無いらしい。 わ!それは確かにおれも思っちゃってる! ニュースや、ネットを見ていると、明るい話題なんてものはほとんどないに等しい。 むしろ明るい話題をしているつもりなのか知らないけれど、ネットで見かける政治的な発言をするユーザーは「日本人このままだとヤバい!」とか「誰々に任せといたら日本終わる!」みたいな言説が目立ち「なんでそんなに煽り口調なの?」と思うことが多い。 本当にヤバい事柄こそ丁寧に伝えるべきなのではないだろうか。 誰かの思考を排除した上で自論を語るのは、ただの押し付けでしかないのではないだろうか? と、思ってしまう。 話がズレたけれど、昨今の世の中に対する不満や、ヘイトをネットで眺めていると、やはり「諦念」を世の中に感じてしまうのは分かるような気がする。 それでも若者の自己評価が高いというのはどういうことか。 つまり、「自分たちはもっとやれますけど、やらないっす」ということらしい。 意外にも、若者たちはスキルアップや、勉強自体はとてと意欲的に望むとのことだ。 皆すごい、おれ勉強嫌いだもん(今は割と好き)。 ファスト教養(すぐに身につけることができるスキルなど)で知識を手にして、就活への臨み方(攻略法)なども熟知しているというのが現在の若者だ。 けれど、働き始めると、やりたいことがあるわけでもないし、自ら成長しにいこうとするわけでもない。 どうせ頑張っていても「日本社会が良くなることはない」と思っている人は若者だけでなく沢山いることだろう。 その考えが染みつきまくっている若者は結果として「やれるけど、やらない」がベースの考えとなってしまっているとのことだ。 ただ、彼らの、若者たちのそう言った考え方が「悪」なのかと言われればその限りではない。 こういった若者たちが誕生してしまったことには、今の大人たちの育て方にも原因の一端があると言ってもいい。 「モンスターペアレント」という言葉がこの世に爆誕してきてからかなりの時間を経たが、大人たちは子どもたちを過保護に育て、自分の子どもが間違ったことをしないように必死になって正解を教え続ける。 その教え込まれた正解、正解、正解が積み重なって、子どもたちは「選択」する体験をすることなく大人に片足を突っ込むことになるのだ。 これも大人たちを否定したい訳ではなく、これだけ過保護にやっていれば、熱意がなく、上昇志向もなく、自分から動いてくれない、子どもができあがってしまっても文句言えないっすよね?ということである。 他の詳しいことは、本を読んで頂くとして、最後に僕の話をさせてもらいます。 僕は現在、ゲーム実況という活動をしていて、「やりたい事のための努力」ということがとても楽しいということに気づけた。 本を読むこともそうだし、週に8本近くの動画を投稿しているのもそうだし、ある意味、努力を努力とも思えていない状態、結果につながることを期待している時間がとにかく楽しい。 ありがたいことに、誰も言ってはこないけれど、「頑張ってなんか意味あるの?」「金になるの?」「そろそろハローワークに…」と思っている人たちももちろんいると思う。 でも、正解にしないといけない。 今、自分が何かに賭けるということであればラストチャンスかもしれないという年齢に入ってきているの思う。 もちろん、何かをやりたければ年齢なんて関係ないという言説もある。 けれど、体力面や、金銭面、など漠然とした不安は常に付き纏う。 あと何年本気でやれるか分からないけれど、このモチベーションという燃料が燃え続けている限りは必死こいて活動を続けていきたい。 今の若者は熱い上司とかお呼びじゃないらしい。 上等ですね。 なんなら、僕がそいつらの心を燃やしてやりたいくらいですよ。 と、足をガクガク震わせながら、今日もなんか言ってます。 おじさんなのか、若者なのか、分からん自分ですが、とりあえず何者かになれるよう精進して行きたいですね。
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