
おいしいごはん
@Palfa046
2025年3月11日

旋回する人類学
松村圭一郎
かつて読んだ
数年前に、フィールドワークで得たデータの妥当性ってどうやって担保するんだろう?って思って参考にするために読んだ(当時は三角測量や当事者のチェックなどのイメージだった)。
読んでみると、「旋回」と名前にあるようにどうやって人類学という学問を成り立たせるのかについて批判とそれによる方向転換が何度も繰り返されてきたことがわかった。とても面白かったし、惹き込まれる書きぶりだった。
妥当性については、グレーバーやインゴルド、ラトゥールのところまでくると、客観的な科学観への批判?(あるいは当事者とともに作っていく実践的な営み)というかたちで回避しているように私は受け取った。


