akamatie "うたとかたりの人間学" 2026年1月16日

akamatie
akamatie
@matie
2026年1月16日
うたとかたりの人間学
日本の昔話や唄が、単なる物語ではなく、その時代の価値観や生活、語り手の気持ちをふくんだ表現だったのだと知り、とてもおもしろかった。 うたとかたりに関して、いくつか取り扱っていたが、その中でも特に印象的だったのは、手話に関する記述だ。話し言葉以上に繊細で豊かな表現体系を持つ手話が、かつては健常者に合わせて口語のみで語らせられていた時代があった中でも、語り合う文化としてしっかり受け継がれてきたこと。その事実から、語り合うことが人の人生をどれほど豊かにするのかを強く感じた。 また、被災した人たちが自分たちの物語を語り始めたとき、それがグリーフケアとして機能していたという点だ。語りは語り手だけのものではなく、聞き手がリアクションを返すことで、聞き手もまた語っている状態になる。そうした相互作用によって、語りの場そのものが喜びを生む空間になっていく様子は、まるで音楽のライブのようだと感じた。 もう大人ではあるけれど、昔話をただ聞くための場に行ってみたいと思った。語りと聞きが行き交う場づくりにとても興味を持った。
読書のSNS&記録アプリ
hero-image
詳しく見る
©fuzkue 2025, All rights reserved