
きらた
@kirata
2026年1月16日

ミミズクとオリーブ3【改題・新装版】
芦原すなお
読み終わった
河田警部は帰国早々不思議な事件に遭遇し、ぼくの家を訪ねてきた
彼の目当ては、ぼくの妻が作る数々の料理と事件を推理する知恵
血なまぐさい事は嫌いなのに、ぼくの妻には謎解きの才能もあるのだ
シリーズ3作目となる連作短編集、正統派安楽椅子探偵もの
『わが身世にふる、じじわかし』改題·新装版
駄目亭主なんだけど憎めない性格の“ぼく”が語り手となり、ぼくの悪友·河田警部が土産(食品など)と共に持ち込む謎(主に刑事事件)を、料理上手で穏やかな“ぼくの妻”が解く、と言った形式の、昭和レトロな雰囲気を振り撒く連作ミステリ
‥との認識でしたが、思っていたほど古い時代設定じゃなかったな!? と、3作目にして漸く気付きました
携帯(電話)って発言が!
もしかしなくても平成か!? (ŎдŎ;)
昭和30〜50年代位のイメージで読んでました‥(人д`o)ゴメン
扱う事件は刑事事件が主で殺人もあるのに、“ぼく”と“河田警部”のやりとりが苦笑すると言うか脱力すると言うか
気安い仲の男同士って、直ぐに子供時代のノリになるんだねぇ
って感じの会話になりがちで、ミステリにありがちな《事件の重さを背負いながら話を読み進めていく感覚》は、かなり薄まっている
日常の謎ではなく、事件を扱っているのに、読み心地はユーモアミステリに近い柔らかさ
そして、毎話描かれるのは美味しそうな手料理(香川の郷土料理らしい?)
目に(?)美味しく、心に優しい、そんなシリーズです
3作目の本作でシリーズは終わりのようですが、ミステリと言えば刺激が多い(または強い)と思われがちの中、穏やかに読める作品もあるのだと知れたのはとても嬉しいです
メモ📝
ミミズクもオリーブも知恵や平和の象徴と言われている
毎話話の終わりにミミズクが庭にやってくる描写があるのは、そこに平和と知恵があるって示してるのかな?なんて( ノ ꇴ ˋ͈)

