
宇津木健太郎
@KChickenshop
1900年1月1日
狐になった奥様
ガーネット,
安藤貞雄
かつて読んだ
ふと思い出した、心に残る一冊。
作中でもメタ的にも何の前触れもなく突然狐になってしまった、中流貴族の御婦人。彼女を愛する夫は、姿が変わっても中身は愛しい妻であることを実感し、屋敷で仲睦まじく暮らす。しかし婦人の心は徐々に獣へと変じていき……
優しさと愛を描いていると同時に、それが静かに失われていく情景を淡く柔らかく描く空気感がとても心に残る。多くの示唆に富む作品なので、未読の方は是非読んでほしい。感想も聞かせてほしい。
