
あるる
@aru_booklog
2026年1月17日
太陽諸島
多和田葉子
読み終わった
3部作完結!
バックグラウンドの違う6人の東への旅を通して、自分のルーツや故郷がなくなること、また人生を通して獲得した自己が何かの拍子になくなり、それに伴ってアイデンティティに揺らぎが生じること、などはっきり示されるわけではないけど船に揺られながら考えさせられる。日本に生まれて日本語を話しているわけだけど、この後何かが起きて日本語話者が途絶えたとしたら、私は英語を使って生きて行くんだろうか。そうなった場合、言語とともに失われるパーソナリティもありそうだ〜なんてゆるく思う。
210ページの海の描写がすごく素敵で、思わず手帳に書き写した。多和田さんの作品は一生をかけて全部読みたいと思っている。




