
米谷隆佑
@yoneryu_
2026年1月17日

安部公房の都市
苅部直
読み終わった
安部公房が盛んに扱ったモチーフの中でも、特に「都市」の脱構築は急務だったのだろう。求めていた近未来型都市を描く彼の文学からは、いつも何かしらの不穏とゴミが散逸していた。
急激に都市化する日本を、故郷なき安部公房の視点から描かれた作品群が、著者の視座によって解説されていく。
ちなみに、途中で言及されていた『燃えつきた地図』の基になった場所が「荻窪団地」なのではないか、という推理が当たっていると、個人的に嬉しい。
荻窪団地には、「記録芸術の会」の関係で訪れることがあったらしい。