
wingfeet
@wingfeet
2026年1月15日

ライオンのおやつ (ポプラ文庫)
くのまり,
小川糸
読み終わった
初めての小川糸作品。
お菓子の話がメインかと思っていたら、生と死について深く考えさせられる話だった。
主人公の雫は、理想的な環境下で、ある意味「幸福な」人生の最期を迎えられたと思う。全ての人に死は等しく訪れるのだから、それならば自分もこんな風に死ねたらと思う人もいるだろう。美味しいものを味わって、美しい風景の中で、別れを告げるべき人たちに別れを告げて、なるべく苦痛を味わわず、眠るように…と。
しかし、そんな風にはいかず、もっと突然で、苦しみに満ちて、納得のいかない死の方が多いのだろう。
だから一日一日を、一瞬一瞬をもっと大切に生きなければならないと、そう思った。
