
ゆめ
@yuyu427
2026年1月18日

車輪の下で
ヘッセ,
松永美穂
読み終わった
Kindle Unlimited
光文社古典新訳文庫⭐︎
「内気で繊細な優等生」という主人公が自分の息子に重なって、色々考えさせられながら、胸を痛めながら読んでいたところに、思いもかけない結末………しばらく立ち直れないかも笑
その繊細さ故に、「中学受験させた方がいいのか? はたまた子供時代に無理な勉強はさせない方がいいのか?」と悩んでいるところなのだけど…本作を読んでいると、貴重な子供時代を奪ってしまうことの残酷さや年相応の経験をさせてあげることの大切さについて考えざるを得なかった。
あとは、子供が挑戦するときや失敗したときに、靴屋の親方フライクのような言葉をかけてあげられるか? というところに、親の力が問われるなと感じた。
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『木の梢が切られると、その木は好んで根っこの方に新しい芽をつける。それと同様に、花盛りの時期に病気になり、損なわれてしまった魂は、しばしば人生の初めの春のような時期、予感に満ちた子ども時代に戻ってゆく。そこで新しい希望を発見し、中断されてし
まった人生の糸を新たに結ぶことができるかのように。根っこに出てきた芽は潤いも多く、急速に成長する。しかしそれは見せかけの生命であって、決して一本の木になることはないのだ。』
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『フライクは試験について話し、少年の合格を祈り、勇気を出すようにと言った。しかし彼の話の最終的な目的は、試験など表面的なもので、ある種の偶然に過ぎないと示すことにあった。不合格だって恥にはならないし、一番優秀な人間にだってそういうことは起こりうる。もしハンスがそうなったとしても、神さまはどんな人間についても特別な計画をお持ちで、それぞれの道に導いてくださると考えればいいのだ。』


