
有
@saq_vv98
2026年1月20日

子どもと学校
河合隼雄
読み終わった
学校や社会というシステム=広い視点と、子ども達とその親一人ひとり=狭い視点の両方を行き来しながら、子どもと学校の関係性について述べた本。
・教育現場において、対象である子どもを客観的に捉え一部を明確にするやり方だけでなく、子ども一人ひとりを主観的に捉える視点も用いる必要があるのではないか、という視点については強く同意。
近年「エビデンスで子育て」というものが持て囃されがちなようだが、子ども一人ひとりの違いについての視点を持つことを想定されていない気がしており、歯がゆい。
・子どもに関心を持って関わろうとすることが重要であり、子どもは関心を持っているか否かを敏感に感じ取っている…というのは、実際に関わっていても感じる。放任や過度な関わり方と、子どもが育つのを見守る関わり方の違いを考えるキッカケになると思う。
・思春期の子どもの性についてのくだりも一読する価値があると思う。
子どもは大人への武器として下ネタを用いるところもある。
・毅然とした態度で…物事の良し悪しの基準をしっかり持った上で、子どもに対する「壁」として大人が立ちはだかるべきだと感じた。
大人という「壁」は、子ども達にとっての大きなハードルでありながら、同時に子どもが存分に甘えることができる安全地帯としても機能するのだろう。


