
漆野凪
@urushinonagi
2026年1月22日

ヒトの時代は終わったけれど、それでもお腹は減りますか? (電撃文庫)
ちょこ庵,
新八角
読み終わった
ブックウォーカーの読み放題にて読了。
24世紀の荒廃した東京で《伽藍堂》という食堂を営む、調理師であるウカと狩人兼給仕であるリコのお話。
近未来お料理ものとしても、百合(女性が女性に一定の質量を持った感情を向けている)としてもうれしい。
一番最初のお話でウカとリコの2人は「バイオロイドの、蜘蛛の遺伝子から作られた人工筋肉」を食べることになる。その架空の食材の味の描写が美味しそうで、なんとも興味をそそられる。
そしてウカのありあまる食への探究心に当初は共感を覚えたものの、途中で「もしかしてこれ共感しちゃいけないやつ!?」となるのも面白かった。
作中で語られるメッセージが、綺麗事かもしれないけど分断とは真逆の優しさ、未来への希望、そして愛なのもうれしかった。
「あなたと一緒にご飯を食べたい」は「あなたと一緒に生きたい」でもあるんですよね。食べることは生きることでもあるので。