
みっつー
@32CH_books
2026年1月24日
書くことはなぜ難しいのか
森山卓郎
読み終わった
卒論って20000文字くらいあんねん。
どうも、アンミカです。
古の時代、大学に通う我あり。
卒業課題に於いて、論文なる物を記せと言われけり。
もうこの書き方難しいのでやめますね…。
みなさん卒業論文って知ってますか、マウントじゃないです、愚痴りたいのです。
曲がりなりにも大学というダンジョンに通う勇者各位であれば必ず対峙することとなるラスボスのような存在、それが卒論である。
そいつを倒すことが出来なければ(私にとっての)世界平和は訪れないと言っても過言ではない。最悪もう一年ラスボスと向き合わなくてはいけない可能性すら出てくる。多分だけどラスボスの方もそんなに暇じゃないと思う。
まぁそもそも大学に入っている時点で、ある程度はみんな、好きな学部で、好きなことを学び、好きが深くなっていく過程で血肉となっているはずなので、ちゃんと準備をしていれば、ちゃんとやりたいことを突き詰めていれば、卒論なんてお茶の子さいさいなはずなのだ。
ラスボスと戦う前には武器を強化したり、強化するための素材を集めるじゃないですか、勝つためにレベル上げするじゃないですか、ちゃんとした人は。
じゃあちゃんとしてない人はどうしたらいいんですか!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?どこかに!!!!!!!!どこかにはぐれメタルはいないんですか!!!!!!!!!!!!?何回ヤマツカミのクエストに行かなくちゃ行けないんですか!!!!!!?
という話ですよこれは。
残念ながら僕はしていなかった。
ほとんどサボっていないのに留年するくらいにはちゃんとしていなかった。
出席データだけを反映させて教室を出ていったおサボり常習犯のあの人たちでも卒業できたのに、僕は気づけば留年していた。あれれー?
しかも、やっぱり勉強もできていなかった、分からないところを聞く友達もいなかった、先生に聞くという勇気もなかった、あれ?なんか目から汗が出てきたぞ?しょっぱいや…。
そして、ゼミというラストダンジョンの最深部にて、ラスボスこと卒論と対峙することになるのであった。
ちなみに卒論のテーマ自体は早めに決まっていた。いや、もしかすると留年したことで1学年下の子達と一緒に受けていたからそう感じただけかも知れないけれど、確か…確か…すぐ決まった…気がする…。
それなのに基準である、20000文字が書けない!
卒論に対して20000文字という最低限を目指している時点で苦戦を強いられることは請け合いなのだけれども、それくらい文章を書くことが、僕は苦手だった。
どうやったら残り7000文字を埋められるんだ。
もうあの部分に該当する参考文献の引用は使ってしまった。
まだ見つけていない先人の論文から引用できる部分はないか。
何の試験の時間なんだ。
何を裁く秤なんだ。
何を狙って付き合うんだ。
何が船を動かすんだ。
TOKIOの宙船をぼそぼそと歌い出したくなるくらいストレスを溜めながら、決死の思いで卒論を提出し、僕の4年間による大学生活は幕を閉じた。
しれっと「4年間」と書いてさも留年していなかったかのように演出したことは、それに気づいた君と僕だけの秘密だぞ♡
さて、そんなわけで文章を書くのが大嫌いだった僕は、むしろそれから文章が上手くなりたいという欲に取り憑かれた。
その後の人生で、すごく笑わせてくれるエッセイや、ドキドキする恋愛模様を描いた恋愛小説、モチベーションを上げてくれた自己啓発本などのおかげで、自分も誰かを笑わせたり、ドキドキさせる文章を書きたいという気持ちにさせられたのである。
そして現在、本を意識的に多読的に読んでいる中で出会ったのがこの本である。
森山卓郎さんの『書くことはなぜ難しいのか』という本を購入した。
この本ではそもそも「なぜ文章を書くことが難しいのか」ということを、文章術などでの観点ではなくて、言語学的な観点で分析したり、個人的には「書くという行為そのもの」を哲学的に書き記した実用書だと感じた。
もうさ、表紙見てくださいよ。
パソコンの液晶画面には、文章を書くことができなくて困った顔をした人が写っていますね。
分かります、僕もこんな顔をしながらずーーーっと卒論を書いていました。見てないけど、多分背後には猫ちゃんもいました。やったね♪
改めて考えると、コンプレックス的に文章術の本は数冊読んできた気がするけれど、書くことについて書いた方というのはそこまで読んでこなかったように思う。
最近読んだ『いい音がする文章(高橋久美子著)』もだけど、普通の文章術よりも、文章を書くということに向き合う本が多いんだなぁと感じる。
歴史的に見た時に言葉自体にもジェンダーが存在していた事を知ることもできたし、イラストや、振り仮名を使うことで、読み手に読んでもらうための工夫の仕方を学べたりすることも、この本では可能なのだ。
今一度スタート地点に戻り、自分のレベルが今どこまできているのかという確認も込めて、この本を読んでみるのはとてもいいのではないかと思える一冊でございました。
ちなみに僕はほとんどのことが新鮮に楽しむことができました。
あの4年間を過ごした大学時代から、あまり成長していないみたいですね😉
え?5年じゃないかって?うっせ、ばーか。
