
人工芝
@_k55y
2026年1月25日
クララ殺し
小林泰三
読み終わった
一見すると『アルプスの少女ハイジ』かと思いきや、まさかの『くるみ割り人形とネズミの王様』。
前作は原作を詳しく知らなかったため、正直なところ十分に味わいきれなかった。
それにもかかわらず、今作に至っては原作をまったく知らないという状況での読書となった。(ハイジだと思って読書開始)
前作よりも登場人物が増え、物語はより複雑に展開していく。
グロテスクな描写は控えめで、その分、構成や仕掛けの巧みさが際立つ。
前作との繋がりを絶妙な形で忍ばせてくる点には、さすがの一言。
前作をきちんと読んでいることを前提としたトリックが仕込まれており、
その思惑通り、読者は心地よく騙されてしまうだろう。

