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芝生
@_k55y
  • 2025年12月29日
    でっちあげ
    でっちあげ
    全員が敵に見える、とはまさにこのことだろう。 これが実話だとはどうしても思いたくない。 本当にこんなことが起こり得るのかと何度も疑ってしまった。 対等とは言えない関係性。 していなくても「していました」と言わなければ解決しないだなんて、 あまりにも人権が軽く扱われている。 そして なぜ誰かを「嘘つき」に仕立て上げる必要があったのか。 読み終えたあとも、その問いが胸に残り続ける。
  • 2025年12月27日
    マルチの子
    マルチ商法だとは知らず、気づかぬうちにハマっていく姿。 やはり、無知は罪なのだろう。 その闇は、いつも無自覚のまま近づいてくる。 もう二度と引っかからないと思っていても、 心の弱い部分を巧みに突かれ、再び飲み込まれてしまう恐怖。 キラキラした言葉の裏側には、必ず何かが隠れている。
  • 2025年12月27日
    悲鳴
    悲鳴
    閉鎖的で、誰も疑問を抱かない風習。 「仕方がない」の一言では、決して済まされない。 それが犯罪を生み出していることに気づかない社会も、 見て見ぬふりをする人間も、 黙って受け入れてしまう人間も、等しく罪深い。 人生を奪われ、 ようやく戻ってきたその先でも、なお存在を奪われる苦しさ。 声にならない悲鳴は、確実に人を絶望へと追い込んでいる。 居場所がない場所で、必死に居場所を見つけ、 居場所だったはずの場所が、いつの間にか居場所ではなくなる。 言葉にできないほど、救いようがない現実だ。
  • 2025年12月26日
    薬指の標本
    薬指の標本
    美しくもあり、同時にどこか不気味さを孕んだ作品。 官能的でありながら色っぽさも漂い、まるで奇妙な物語を覗き込んでいるかのようだ。 うっすらと希死念慮の影が差し込み、 自己肯定感の低さが、なぜここまで人を厄介な場所へ連れていくのかを突きつけられる。 終始、その独特な世界観に引き込まれた。
  • 2025年12月26日
    崩れる 結婚にまつわる八つの風景
    崩壊、不倫、DV、ストーカー、育児ノイローゼ―― 結婚を巡るさまざまな闇を描いた短編集。 人間のどろりとした暗い部分が容赦なく描かれ、因果応報もしっかりと用意されている。 後味の悪さが残る物語もあれば、不思議と胸がすっとする結末もあり、その振れ幅が印象的だ。 物語によっては、読み手次第でハッピーエンドに感じられるものもあるだろう。 結婚そのものは決して悪いものではない。 けれど理想ばかりを追い求めてしまうと、現実と向き合った瞬間、それは容易に絶望へと変わってしまうのかもしれない。
  • 2025年12月11日
    方舟
    方舟
    読んでいるうちに、まるで自分が犯人に操られているかのような感覚に陥る作品。 「どんでん返し」という言葉には少し不信感のある私だけれど、これは見事にすべてを覆された。 もし自分がこの物語の登場人物だったら、どう選択していただろう。 絶望と覚悟の狭間で揺れる人々の物語を、ぜひ味わってほしい。
  • 2025年12月5日
    硝子の塔の殺人
    硝子の塔の殺人
    “目的を達するためなら、人間はどんな残酷な手段も迷いなくとることができる“ 「そうきたか…!」と終始ワクワクさせられる一冊。 まさに、ミステリ好きのために作られたミステリと言っても過言ではない。 読み進めるうちに、自分も登場人物の一人になったかのような没入感があり、ページをめくる手が止まらなかった。 さらに作中には多くのミステリ作品が登場し、「これ読んだ!」「知ってる!」と嬉しくなる仕掛けも楽しめる。 ミステリ好きはもちろん、これからミステリを読んでみたい人にもおすすめしたくなる一作。
  • 2025年11月29日
    透明な螺旋
    透明な螺旋
    ガリレオシリーズ。湯川学の生い立ちにも触れられる一冊だった。 人は皆、夢を見ていたいのかもしれない。たとえ現実とは違うと分かっていても、信じ続けたい“何か”がある。 そしてその夢を見続けることで、それはまるで事実のように形を持ち始めるのだろう。 人はひとりでは生きていけない。 どんな時でも孤独には勝てない。孤独への弱さこそ、人間の本質なのかもしれない。
  • 2025年11月21日
    愚か者の身分
    半グレたちの物語。 違法ビジネスに加担する者、利用する者、そして騙される者。 一度踏み込んでしまえば闇から抜け出せなくなる世界で、 利用する側でさえ実は誰かに利用されている。 「生きるためにそうするしかなかった」 「生き延びるには騙すしかなかった」 そう思わざるを得ない彼らの境遇が胸に刺さる。 主人公たちは人間味があるからこそ、 もし家庭環境が良かったら、 もし闇に呑まれなかったら、 違う未来があったのではないかと考えてしまう。 続編もあるようなので、すぐに読みたい。 さらに映画化もされているとのことで、 この物語がスクリーンでどう描かれているのか確かめたくなる。
  • 2025年11月18日
    ベター・ハーフ
    破綻から始まった結婚生活。 互いに強い愛情があるわけでもなく、かといって関係を終わらせることもできないまま、ただ生活だけが続いていく。 離婚しなかったではなく、離婚すら出来なかったという表現が正しいのかもしれない。 好きだから一緒にいたかったはずなのに、言動ひとつで歯車が狂い、関係が壊れていく描写がとても苦しかった。 見て見ぬふりをすることの危うさを痛感させられる。
  • 2025年11月7日
    吐きたいほど愛してる。
    愛は地獄という言葉がぴったりの、歪みきった短編集。 一作読み終えるたびに心が削られるほど重く、息苦しい。 どの物語にも壊れた人間が登場し、その狂気に不快感を覚えることもある。 けれど「ありえない」と突き放せない、どこか現代にも通じるリアルさがある。 救いなんてないはずなのに、なぜか目が離せない。 個人的に3作目は、痛々しくも切なく、そして胸糞悪いのに愛おしい。 ほんの少しの希望が見える気がして、読み終えたあともしばらく心を掴まれた。
  • 2025年11月5日
    いつかの人質
    途中断念してからの再読し読了。 加害者側の背景をしっかり書いていて尚且つ事件を別角度の視点で見ることもできるので、混乱することなく一気読みしやすい。 人生はふとした瞬間にレールから外れてしまうのだろう。 どことなく報われず、救いのない誘拐。 人は皆、身勝手なのかもしれない。
  • 2025年10月20日
    喉の奥なら傷ついてもばれない
    短編集。ずっと苦しい。 ⚠️性描写多め 愛は場合によって檻となってしまうのだろう。 欲は求めすぎると過ちを犯してしまうのだろう。 愛で欠落していく物語 ろくでなし という作品が個人的にすきだった。 この中では普通の愛に感じたけど、改めて再読すると特別がほしいのではなく、自分を愛してくれる人なら誰でもよかったのかもしれないね。
  • 2025年10月19日
    アンソーシャル ディスタンス
    短編集、内容は重たく女性が“何か”に依存しているお話。苦しいなぁ、特にストロングゼロ。お互いがままならない故にどんどん壊れていってしまう。悲しい。 依存は果たして悪いものなのか、救いなのか。 性描写が多めなので苦手な方は注意。
  • 2025年9月30日
    傷のあわい
    傷のあわい
    自身の傷や他者の傷について考えさせられるエッセイ。人生は選択であり、選ぶということは捨てるということ。その選択が不正解だとしても、人は常に何かに別れを告げ、何かを選び、何かを得る。 また傷を癒そうとして行動した結果、かえって傷が深くなることもあれば、それが本当に傷なのかどうか判別できない人もいる。 作中にでてくる「言わずに我慢しても態度に出るなら言った方がマシ」はその通りだなと思った。
  • 2025年9月27日
    容疑者Xの献身 (文春文庫)
    多くは語れない作品。 いかなる行為においても愛が理由になり得る。と、だけは言える。 本当に大好きすぎる、原作も映画も。
  • 2025年9月23日
    見てはいけない
    見てはいけない
    愛と憎しみをテーマにしている短編小説。愛することの怖さ、愛でおかしくなってしまう人、登場人物に様々な狂気を感じる。愛が暴走すると人を傷つけてしまうんだなぁ。
  • 2025年9月19日
    失うことは永遠にない
    自分が持っていないものに惹かれる。そして、思い出が支えになるというか、呪いになるというか..。他者に求めた無償の愛、見えない思いは難しいねぇ。 ただ1部のシーンについての描写が個人的に少なすぎて、もう少し触れてくれ!という気持ちにはなったかな?
  • 2025年9月19日
    はつ恋
    はつ恋
    大人の遠距離恋愛。 穏やかな恋愛小説なのでドキドキハラハラはないけど、とてもほっこりするし最後まで幸せな気持ちになれる作品。また解説が小手鞠さんなのもとてもよい。
  • 2025年9月19日
    平熱のまま、この世界に熱狂したい 増補新版
    エッセイ集。 言葉選びが面白い方なので、エッセイの独特な自分語りです!!というのを感じない。たくさんの作品が出てくるので、私は次なんの作品がでてくるのだろうとワクワクしたところもあった。 人生ままならない、だけどそんな世界も悪くないと、そう思わせてくれる。印象に残ったのは、「誰かが辛かったら周りも同じくらい辛い思いしなくてはならないという考えはおかしい」というところ。まさにそれが出来ていない生存バイアスの人間が多いので、自分も気をつけなければならないなぁ。
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