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人工芝
人工芝
@_k55y
読書感想はあくまで自己満です。定期的に読書スランプ発生
  • 2026年5月13日
    仁義なきキリスト教史 (ちくま文庫)
    タイトル通り、普通の真面目な宗教史ではなく 「キリスト教の歴史をヤクザ映画みたいなノリで説明する」 っていうかなり独特な本。 たとえば宗派争いや異端問題を「どこの組がシマを取るか」 みたいなテンションで描いてて、難しい宗教史をエンタメとして読めるのが特徴。 また、ただ面白いだけではなく、 宗派争いや価値観の違いによって多くの対立が起きてきたことを知り、人間の歴史は宗教と深く関わっているのだと感じる。 笑いながら読めるのに、最後には「歴史って複雑なんだな」と考えさせられる、とても印象に残る一冊。
  • 2026年5月13日
    にぎやかな落日
    にぎやかな落日
    人生の夕暮れ時に差しかかった人たちの日常や感情を描いた作品。 年齢を重ねた登場人物たちが、それぞれ孤独や後悔、昔の思い出、人との距離感を抱えながら生きていて、その何気ない会話や出来事の中に切なさや温かさが滲んでる。 タイトルの「落日」には、人生の終わりに近づいていくような哀愁があり「にぎやかな」が付くことで、寂しいだけじゃない、人との関わりや可笑しみも感じられる作品なのかなと感じた。
  • 2026年5月13日
    人間標本
    人間標本
    人の「美しさ」や「執着」がだんだん狂気に変わっていく姿。 最初は静かな雰囲気なのに、読み進めるほど不気味さが増していき、「普通」に見える人間の中にも危うさがあるのだと感じた。 また、登場人物それぞれの価値観が少しずつズレていて、そのズレが悲しい結末につながっていくところが印象的。 ただ怖いだけではなく、「人は何に魅了され、どこまで壊れてしまうのか」を考えさせられる作品。 映像化されているので、それも見ようと思う。
  • 2026年4月26日
    虎を追う (光文社文庫)
    思わず「なんだこの作品は」と口にしてしまう けれど、その戸惑いこそが最大の賛辞なのだと思う。 「愛は盲目」という言葉があるように、愛はときに人を救い、ときに狂わせる。そこに保身という感情が絡んだとき、人の人生はさらに大きく歪んでいく。愛し方や守り方を少し間違えただけで、こんなにも深い悲劇が生まれてしまうのかと、胸が締めつけられる。 登場人物それぞれの生い立ちが、ここまで人を歪ませてしまう現実。そして、その歪みは周囲へと伝播し、影響を与え、また新たな歪みを生んでいく。 こうして悲劇は繰り返されるのだろうか。その果てに、親への復讐という理由でその選択にすら手を伸ばしてしまいかねない、人間の弱さと恐ろしさが静かに迫ってくる作品だ。
  • 2026年4月20日
    八本脚の蝶
    八本脚の蝶
    これ時間をかけて読んでるけど、なんだかなあぁ..って気持ちになる。モヤモヤではなく、人の日記を盗み見て、当人の生きにくさを目の当たりに、心がぐちゃってなるような。そんな感じ。儚い。
  • 2026年4月16日
    白夜行
    白夜行
    ある事件をきっかけに、闇を抱えて生き続ける男女の人生。 読み進めるほどに感じるのは、ただのミステリーではないということだ。誰が犯人なのか、何が真実なのかを追う物語でありながら、それ以上に心に残るのは、登場人物たちの“生き方”そのものだった。 愛か依存か分からない、切なすぎる共犯関係の話。 この言葉がぴったり当てはまるように、2人の関係は最後まで明確には語られない。それでも、見えないところで確かに繋がり続けていることだけは伝わってくる。その距離感があまりにも歪で、そしてあまりにも強い。 普通なら壊れてしまうはずの関係が、壊れないどころか、より強固になっていく。その理由が「愛」なのか、それとも「罪の共有」なのか、読み手によって答えは変わると思う。でもだからこそ、この物語は読む人の心に深く入り込んでくる。 特に印象的なのは、直接的な感情表現がほとんどないことだ。なのに、ページをめくるたびに伝わってくる“何か”がある。それが余計に想像をかき立てて、読み終わったあともしばらく頭から離れない。 きっとこの作品は、読んでいる間よりも、読み終えたあとにじわじわと怖くなる物語だと思う。人間の中にある光と闇、その境界の曖昧さを突きつけられるような感覚。 読み終えたとき、あなたの中で“愛”という言葉の意味が、少し変わっているかもしれない。
  • 2026年4月9日
    それでもまた誰かを好きになる
    それでもまた誰かを好きになる
    すべてがうまくいかない。こんなにもすれ違って、こんなにも素直になれなくて、こんなにも苦しい それが恋愛なんだと思い知らされる。 どこか他人事のように感じていたけれど、恋愛というものは、ある程度“馬鹿”にならないとできないのかもしれない。頭でばかり考えてしまうから、本当は好きなのに「好きじゃない」と思い込んでしまう。認めないままでいる限り、きっと何も進まない。 叶わないかもしれないという切なさで、こんなにも胸が苦しくなるなんて、思ってもいなかった。 個人的には、1話目がいちばん好き。
  • 2026年3月23日
    あなたの四月を知らないから
    しあわせとは何だろう。 自分の人生にとって、本当の幸せとは何なのか。 何を選ぶことが正しいのか。その答えは、簡単には見つからない。 置かれている立場や状況によって、この物語の受け取り方はきっと変わる。 だからこそ、自分自身に問いかけてしまう。 このままでいいのか、と。 その不安や揺らぎが、丁寧に、そして上品に言葉として紡がれている。 まるで人生の迷子のように、行き先が分からなくなる感覚。 結局、誰も自分の人生を代わりに生きてはくれない。 どんな選択も、自分で決めていくしかない。 それが正解でも、不正解でも、それでも生きていく。 けれど それでもなお、「これが自分の人生だ」と胸を張って言えるのなら、 それだけで、きっと幸せなのだと思う。
  • 2026年3月18日
    執着者
    執着者
    突然、壊される日常。 付きまとわれることの不気味さ。 勇気を振り絞って助けを求めた先に待っていたのは、 あまりにも無機質で、雑に扱われる絶望だった。 やはり、この世でいちばん怖いのは生きている人間なのだと、改めて思い知らされる。 背景が丁寧に描かれているにもかかわらず、拭いきれないほどの気味の悪さ。 まるで自分自身が付きまとわれているかのような錯覚に陥るほど、リアルな描写が続く。 読み進めるほどに、この物語が決して単純ではないことに気づかされ、 じわじわと恐怖と絶望が心に広がっていく。 理不尽と執着が絡み合い、 読む者の概念や理性にまで深く訴えかけてくる一作。
  • 2026年3月16日
    放課後にはうってつけの殺人
    「気持ち悪い」という言葉が、ここまで褒め言葉になる作品も珍しい。 誰も“家族”をまともにやっていないという現実。 それぞれが保身に走り、ただ「普通」が欲しかっただけのはずなのに、どこかで歪んでいく。 読んでいて胸糞が悪い。 登場人物はみな、自分のことばかり考えている。 けれど、それが妙に現実的で恐ろしい。 自分にとっては大切なことでも、他人にとってはどうでもいいことだったり、ただの暇つぶしに過ぎなかったりする。 人は利用し、利用される。 希望の光は見えない。 救いもなければ、誰も報われない。 それなのに、なぜか最後まで目が離せない。
  • 2026年3月13日
    放課後にはうってつけの殺人
    まだ読み終えていないのに、物語はここにきて一気に最悪の展開へ。思わず息をのみ、しばらくページをめくる手が止まりました。 こんな物語を書いてしまうなんて、と驚きながらも、気づけばすっかり引き込まれています。 夜更けに読むには、あまりにも強烈。 このまま読み続ければ、きっと朝になってしまうので、今日はここで一度本を閉じることにしました。続きはまた明日。 それにしても、この余韻。 夢にまで現れそうなほど、鮮烈で不穏な物語です。
  • 2026年3月10日
    代筆屋
    代筆屋
    代筆された手紙をめぐる物語。 思っていることを言葉にするのは難しい。 そして、それを文字にするのはきっともっと難しいのだろう。 この本を読んでいて、ふと手紙を書きたくなった。 今はLINEという便利なツールがあって、気持ちはすぐに伝えられる。 それでもやっぱり、手紙には手紙にしかない良さがあるのだと思う。 言葉や文字にするのが苦手な人のために、代わりに手紙を書く「代筆」という仕事。 どんな想いでも、きちんと相手に届く形にしなければならない。 その責任と難しさを思うと、本当にすごいことだと感じた。 たとえ下手でも、うまく書けなくてもいい。 それでも 自分の言葉で手紙を書いてみたい。
  • 2026年3月6日
    夜の道標
    夜の道標
    4人それぞれの視点から描かれる物語。 そこにあるのは、悲しみや葛藤そして言葉にしきれないやるせなさ。 「あの時、どうするのが正しかったのだろう」 「本当に、どうしようもなかったのだろうか」 読み進めるほどに、そんな問いが胸に残り続ける。 けれど、きっとあの出会いは無駄ではなかった。 そう思いたくなる物語だった。 ここまで重たい作品だとは正直思っていなかった。 だからこそ読み終えたあとしばらく心が動けない。 これから彼は、どう生きていくのだろう。 この先の道標が、どうか彼を正しい場所へ導いてくれますようにと願うばかり。
  • 2026年2月24日
    夜の道標
    夜の道標
    まだ読みはじめたばかり。 青春ミステリーなのかと思っていたけれど、どうやらそれだけではなさそうだ。 もっと複雑で、もっと深いものが渦巻いている。 父親のことが、どうしても許せない。 ページをめくるたびに思う。 この子は、どんな思いを抱えて生きているのだろう。 その痛みを、私は最後まで見届けなければならないのかもしれない。
  • 2026年2月22日
    さよならに反する現象
    読みやすく、頭の中に自然と情景が浮かび上がる文章で、まるでショートドラマを観ているかのような感覚になります。 帯にある「恐ろしくて切ない物語」という言葉どおり、物語には確かな恐ろしさと切なさがありました。どこか奇妙でユーモラスな空気が漂う一方で、胸の奥をひやりとさせる瞬間もきちんと用意されています。 思わず「え!?」と声が出てしまうような展開もあり、最後まで飽きることなく楽しめる短編集です。 不思議さと怖さ、そして切なさが絶妙に絡み合う一冊。
  • 2026年2月20日
    息
    喘息の息苦しさ。 そして、残された者が生きていくという苦しさ。 喘息を抱える私にとって、この物語は決して他人事ではなかった。 読み進めながら、発作が誘発されてしまうのではないかと不安になるほど、胸の奥が締めつけられる。実際に息苦しさを覚えながらの読了だった。 幼い頃、同じく喘息に苦しみ、そのつらさを分かち合ってきた弟がいる。 けれど彼は、自ら命を絶った。 その出来事を境に、家族は一度、深い闇へと落ちていく。 物語は、劇的な展開を見せるわけではない。 ただ、時の流れに身を委ねるように静かに進んでいく。 それでも、喘息の苦しみ、命の脆さ、 そして身内の死に向き合う悲しみが、痛いほど鮮明に描かれている。 だからこそ 闇の中でわずかな光を見つけた瞬間、 それは確かに「生きる希望」へと変わるのだと感じさせてくれる。 重く、苦しい物語でありながら、 それでもなお、生きることを選び取る強さをそっと示してくれる一冊だった。
  • 2026年2月13日
    カフネ
    カフネ
    家族とはいえ、しょせんは他人。 自分では“愛”だと思っていたものが、いつの間にか相手の首を絞めてしまう そんなことは、決して珍しくないのだと思う。 そして、他人の本当の気持ちは家族であっても分からない。 誰もがそれぞれの背景を抱えながら、生きている。 気づけば他人軸になっていた自分の人生。 本当は、自分のために生きることが正解なのだろう。 けれど、誰かのために生きる「他人軸」の中にも、また別の幸せがあるのかもしれない。 孤独に耐えきれず、 誰にも頼れず、 それでも生きていく。 人間の弱さが丁寧に描かれ、現代社会が抱える問題も鮮明に浮かび上がる。 文庫になるまで待とうと思っていた一冊だった。 けれど、待たずに読んでよかったと心から思えた作品。 「生きている」 それだけで、希望は持てるのだと教えてくれる。
  • 2026年2月12日
    カフネ
    カフネ
    まだ読み終えてはいないけれど、今のうちに書き留めておきたい。 自分の人生は、自分のものだということを忘れかけていた。 気づけば、いつの間にか他人軸で物事を考えてしまっている。 どれほど辛くても、どれほど苦しくても、 お腹は減るし、ご飯はちゃんと美味しい。 つい食事をおろそかにしてしまいがちだけれど.. さあ、続きを読もう。
  • 2026年2月5日
    夏を喪くす
    夏を喪くす
    何かを失った女性たちを描いた短編集。 ある出来事をきっかけに、失くしてしまったものの大切さに気づいていく彼女たちの姿が描かれている。 主人公たちに強く共感できたわけではない。 けれど、それぞれがある意味では「自分らしく」生きていたのだとも感じた。 ただ、人生はそう簡単には進まない。 正解のない選択の連続の中で、自分が選んだ答えが本当に正しかったのかは、誰にもわからない。 それでも人は、その選択を信じて進むしかない。 静かに突きつけられる現実と余韻が残る。
  • 2026年2月4日
    5分後に意外な結末 ベスト・セレクション
    本みくじに入っていた一冊。 タイトル通り短編集で、どの物語もコンパクトにまとまっているため、移動時間などのちょっとした隙間時間にも読みやすい作品です。 短いながらも、それぞれに異なる物語が詰め込まれており、最後まで飽きずに楽しめました。 読書初心者の方や、普段あまり本を読まない方にもおすすめしやすい一冊です。 大きなどんでん返しがあるわけではなく、 「そう来たか」と思わせるような、小さな意外性のある結末が印象的。 肩の力を抜いて読めるのに、きちんと余韻が残る短編集でした。
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