
読書猫
@bookcat
2026年1月25日

生きるための表現手引き
渡邉康太郎
読み終わった
(本文抜粋)
“人間は、普遍を認識することができるが、実存としてはただいちどの人生しか生きることができない。
──東浩紀「人文学と反復不可能性」『テーマパーク化する地球』”
“「オリジナリティとは、聞いたことは覚えていながら、どこで聞いたかは忘れてしまう芸当をいう」
──ローレンス・J・ピーター”
“自分の身体、自分の経験を映し出す一本の線は、いくら練習しても他者の線にはなり得ない。必ず「自分の線」しか残らない。その差異こそが、隠そうとしてもにじみ出る個性の根拠です。”
“「単一の物語は偏見をかたちづくります。偏見の物語は、それが間違っているということではなく、不完全だということです。偏見は、ひとつの物語を唯一の物語にしてしまう」
──チママンダ・アディーチェ”
“いわゆる頭のいい人は、言わば足の早い旅人のようなものである。人より先に人のまだ行かない所へと行き着くこともできる代わりに、途中の道ばたあるいはちょっとしたわき道にある肝心なものを見落とす恐れがある。頭の悪い人足ののろい人がずっとあとからおくれて来てわけもなくそのだいじな宝物を拾って行く場合がある。
寺田寅彦「科学者とあたま」『寺田寅彦随筆集 第4巻』”