
kiki
@nnn_51
2026年1月27日
誓願
マーガレット・アトウッド,
鴻巣友季子
読み終わった
相変わらずアトウッドは恐ろしくてシニカルで面白い話を書く。今回は胸を熱くする展開も多くて、前作『侍女の物語』よりは希望も見える。
小川公代さんの解説で魔女狩りについて触れられていたことが興味深い。
ただ、二人が子供や孫に恵まれたことを強調する結末には疑問を抱く。結局は女性は子供を持つことが重要なのであって、二人で幸せに暮らすような結末は迎えられないのかな。出生主義から逃れることの難しさを感じた。
それから、作中で白人以外の人種は迫害されている描写がさりげなく出てきたけど、そこから考えると、このシスターフッドは人種に関しては「閉じた」連帯だよね。1960~70年代のシスヘテロ白人女性中心のフェミニズムを感じさせる。

