
Sun
@sun
2025年3月11日

読んでる
心に残る一節
「かなし」という言葉はもちろん、「悲し」「哀し」と書く。しかし、古人は「愛し」も、また「美し」と書いてすら「かなし」と読んだ。
「かなしみ」には幾重もの層がある。悲嘆とうめき、耐え難い苦しみと痛みを感じることもある。だが悲しみはそれだけの経験ではない。悲しみの底で人は、無上の情愛と至上の美にすらふれることができる、そう「かなし」という文字の歴史に秘められた叡智は語っているのである。(悲しむ/43頁)
「愛し」と書いて「かなし」はRADWIMPSで知った。悲し、哀し、愛し、美し、日本語って凄い。

